Last Update : 2001/04/10  戻る

雨飾山
2001年4月1日 日曜日 雪のち晴れ
メンバー : 万年リーダーの青木氏(NotYSD会員)、丸山

4/1(日)
8:00  小谷温泉
8:30  栃の木亭
9:30  1127
13:00/13:50 P2
15:30 小谷温泉

 前日の冬型の気圧配置で、東京でも雪が降っていた。土曜日、上信越道を飛ばして白馬を過ぎると、真冬のような雪景色になり路面も凍結していた。
 小谷温泉には夜中に到着し、温泉前の洞門に駐車する。
 朝起きても雪はまだ降っていた。小谷温泉から栃の木亭までは一般車通行止めだったので、林道を歩いた。栃の木亭までで除雪も終わり、シールを付けて登り出す。前日入ったと思われるトレースをたどるが、取り付きからはラッセルを強いられた。非常に雪が重く、いまだかつて経験したことのないような地獄のラッセルだった。1127から200m登るのに1.5時間もかかっていた。
 途中から3人パーティーが追いつき、交代でラッセルを進めて行く。上写真は南に派生する尾根の雪庇(1500m付近)。
 3名のパーティーのおかげで、P2まで行けそうだ。昼を過ぎると青空も見えてきて、暑いほどだった。それにしても美しい景色だった。
 13:00、P2到着。ここから山頂に行く予定だったが、時間も無いし雪が付いていて危険だったので中止した。50mザイルやハーネス・ヘルメットその他の担ぎ上げは、全くいいトレーニングになった。上写真はよく見るとあの「ファイト一発」後のポーズだが、気にしないで欲しい。
 「うっひょ−」とばかりに季節はずれのパウダーを楽しむ。というのはウソで、下手な私は重い雪に苦労した。気持ちはパウダーだったが、スキーが、いや、足が言うことを聞いてくれなかった。数秒後、下のような結果になる。
 それにしても良く撮れている。ありがとう、青木さん。頭の角度といい雪煙といい、絶妙過ぎます。感謝。
 「おらおらー」とこりもせずにコケまくりながらも楽しむ。この難しさがおもしろかった。1600mくらいから東へ進路をとる。無立木の斜面が口を開けて待っている。危険を感じさせるものがあるが、それと言った気配はなかった。
 大回りよりも小回りの方が滑りやすかった。しかし、この後信じられないことが起こる。
さあ、谷回りで加速〜と思いきや、
「ズブズブブブブブ・・・」
とニブイ音を立ててスキーが止まってしまった。
そう、まさかの下りラッセル。後傾にしてトップを浮かせてやなんとか滑った。
でもこがないと進まない。
 写真では実に快適そうだ。しかし、トップを浮かせないとたちまち急ブレーキがかかる。
 今日は何回転んだか数え切れない。登りも下りも最高に疲れた。まだまだ修行が足りないと痛感した山行だった。

記:丸山

 


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