Last Update : 2001/05/15  戻る

仙丈岳から大仙丈沢
2001年5月13日
メンバー : 丸山(L)、長谷川(太)、槙田

土曜日
バスは歌宿まで営業していたが、なぜか丹渓山荘経由で行く。これが失敗のもと。
やっと林道に出た。ここから見る仙丈には雪がほとんどない。大丈夫なのだろうか・・。
とりあえず今日は長衛山荘に泊まることにする。

日曜日
6:00出発。北沢峠付近にはまだ残雪があったが、朝のうちの締まった雪でつぼ足でも問題ない。日が昇るにつれ、すぐにズボズボに埋まる雪になって苦労した。
大滝の頭から小仙丈まではシール登高できた。

小仙丈からの稜線はスキーを担いだ。上写真は小仙丈沢上部のカール。シュプールが幾筋か見えた。でも下部は雪がなさそう。シュプールも途中から登り返しているようだ。

上写真は仙丈岳。「ガガガガー」と音がしたので見てみると、山頂からの狭いスジを滑っているボーダーさんがいた。滑るというよりほとんど落ちていたが、そのノリに敬意を表したい(個人的には)。どうも撮影会をやっていたようだ。

11:00山頂着。藪沢カールを見おろす。藪沢は堰堤が出ており、下部(林道)までは滑って下れないだろう。
それにしてもいい天気だ。甲斐駒北岳と間ノ岳塩見と赤石がよく見える。
やっぱ山はいいなぁ。何度も深呼吸しながら、ものすごい奥行きのある景色を眺めていると、自分の小ささを改めて感じることができるところが、やっぱいいと思う。

感慨に浸りながらダメ元で大仙丈沢を見てみると・・、おっ!?雪がある!見た感じでは2200mまでは続いている。ラッキー!とばかりに山頂でスキーをはいていざ出発。

上部は急斜面だが、いい感じのザラメなのでめちゃくちゃ楽しかった。

あっという間に500m下った。ここからはデブリの中に石が混じる斜面で、あまり快適ではない。

結局2030m付近まで雪が続いていた。標高差1000mを滑ることができたので思ったより上出来だ。
林道まで沢筋を150m程歩いて下り、さらに北沢峠まで2時間の林道歩きだったが、満足のいく滑降だったので長くは感じなかった。

記:丸山

 


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