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ら・ねーじゅ No.242
1996.1月号


マスキ嵐沢                        
                 1995.11.19(日)
                      白沢光代 他1名




 鬼石沢の帰りに出合いを確認しておいた。沢を渡ってから、少し沢沿いに進んだ所にマスキ嵐沢という立派な看板があった。出合いはゴーロである。10分も歩くと、石英閃緑岩(地学の先生曰く丹沢に花崗岩は無い)のナメと小滝の連続になる。水量は少ないが、紅葉した落葉が白い岩に映える。傾斜がきついがホールドがしっかりしていて何とか登れる滝と、乾いていてフリクションがよく効くナメが次々と現われ楽しい。

 最後のF7、10mは中程がハング気味で残置ハーケンがある。時間が早いしここで遊ぼうと小林さんが空身で取りつくが降りてくる。行ってみたらと勧められザックを置いて試す。腕力が要るけど、難しいのは一歩だけ。下から小林さんが「そのまま登って、巻き道を降りてザックを取りに来れば」と言うのでその気になり登ってしまった。最後もまた足場がなくて難しいが何とか登る。ガラガラの巻き道を降りてザックを取り、巻き道から登り直す。

 詰めは、薮もなく権現山への鞍部に出る。権現山へは急登が終わると、背より高い熊笹の間の道になる。山頂は広いが展望なしの薮山だった。登山者が一人。

 下るときヘルメットにハーネスの二人連れと会う。沢にはもう1パーティいるそうだ。丹沢の谷では中級・人気度星3である。しかし鬼石沢より格段に楽しい。


コースタイム
出合(9:55)−>F5上(10:45〜11:00)−>F7(11:30)−>稜線(12:00)−>権現山(12:15)

【概念図】



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