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ら・ねーじゅ No.247
1996.6月号


東北の山スキー         
 温泉、津軽三味線、桜花                 
 ’96.5.3〜5 (−>−>)  計6名     

1.八幡平 5.3                     

  今年は、女房の兄が八幡平に隠居したので、早速そこを寝所にし、まだ 
 行ったことのない八幡平を滑る計画を立てた。             
  5月2日PM7:45葛飾区亀有駅前を出発、常磐道、磐越道経由で東 
北道をひた走り、5月3日AM4:10空も白々と明ける頃岩手山の麓、西 
根I.C.を降りてすぐ道端にあるゲンデルランドに着き、そこで8:00 
まで仮眠した。温泉と仮眠施設があり24hr営業のその施設は約2000 
円の料金で身体を休めることができなかなか有効なものと感じた。     
 昨夜来の強い雨は明け方に上がり、天候は急速に回復してゆくように見え 
た。露天風呂から見る岩手山は頂上部が雲に覆われている。雲の動きも激し 
く、天候が変わっていくのを示していた。9:00頃八幡平観光ホテルの前 
に到着したがアスピーテラインのゲートは無情にも閉っていた。昨夜の雨は 
ここでは雪だったらしく八幡平頂上で、20cmの積雪で除雪中、融雪剤散 
布中とのことであった。10:40に開通、途中雪の壁の中を見返峠に11 
:00に着くも強風とあられに見舞われ、今日の山スキー(見返峠−>大沼 
温泉)は中止にした。ガスも出ていて寒い。後生掛温泉と藤七温泉で身体を 
暖め、今日は早めに義兄の東八幡平の家に伺った。            

2.岩木山 5.4  弥生コース              
 東八幡平をAM8:30頃出発したが、大鰐・弘前I.C.出口で約1h 
r渋滞(桜まつりの車の為)、アップルロードを経て岩木山スカイライン入 
口の駐車場に着いたのが、AM10:40であった。天候は快晴。風もなく、
絶好の日和に今日は午前、午後各1本滑ろうと意気込んでいたが、この時間 
では無理。弥生コース1本を滑ることにした。バスとリフトを乗り継いで鳥 
海噴火口に着き、スキーを背負い12:35同所を出発した。岩木山頂まで 
ガレ場の急斜面を登る。妻と義兄夫妻はスキー靴だったのでさぞ登りづらかっ
たことと推測したが、PM1:15岩木山頂に着いた。山頂からは日本海、 
むつ湾、遠く八甲田山、白神山地が見渡すことができ素晴らしい景色を楽し 
むことができた。昼食をとりPM2:00山頂から耳成岩に向けて滑り出し 
た。雪質はザラメで滑りよく快適であった。岩の間を滑り抜けると、大黒沢 
の大斜面が表われた。これぞ山スキーというこの斜面を各自思い思いにシュ 
プールを描き、標高差500mをアッという間に滑り切った。沢に入っても 
雪が多く、滝も出ていなく快適に飛ばすことが出来、標高350m位まで雪 
が着いていた。ブナ林の間をスイスイ滑るのも一興であった。スキーを脱い 
で40分位で神社の前のバス停にPM3:55に着いた。歩く途中振り返る 
と逆光の中に岩木山が堂々とそびえ今滑ってきたコースがはっきりと見られ、
満足感が各自の心に広がったと思われた。                
 最終のPM4:25のバスに乗り、スカイライン入口まで戻り、車で「ぶ 
なこ」に行き、露天風呂に飛び込んだ。「ぶなこ」では素晴らしい山菜料理 
に舌づつみを打ち、満たされた1日が終了した。             

3.八甲田山 5.5  箒場岱コース            
 「ぶなこ」をAM6:00に出発、八甲田ロープウェイ駅に7:20到着。
一番のゴンドラに乗り山頂駅で朝食とする。8:15出発。田茂萢から岩木 
山、南八甲田がきれいに見える。空は高曇りである。赤倉岳をすぎ、滑降点 
に9:45着。小岳、高田大岳にガスがかかり始めた。10:00滑降開始。
上部はガリガリのアイスバーン。途中からザラメになり快適に滑った。10 
:40箒場岱着。酸ケ湯につかり、弘前駅前で津軽三味線の「山唄」でライ 
ブを楽しみ、桜祭り最終日の弘前城夜桜を見て「ぶなこ」へ帰った。    


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