Last Update : Jun 23, 1996  戻る  

ら・ねーじゅ No.247
1996.6月号


芝倉沢  (5月運営委員会山行)     
 1996年5月26日(日)  快晴      

 旧道はロープウェイより先は5月末まで車の通行が禁止になっていた。新道入口 
手前の駐車場に車を止めて、新道を30分ほど歩きマチガ沢をこえたすぐの所にめ 
ざすマチガ沢キャンプ場があった。先発組はすでに全員そろっていた。○○氏と△ 
△さんはマチガ沢を滑ってきたとのこと。キャンプ場には我々の他には学生のパー 
ティが一組おり、今夜は新人歓迎でキャンプファイアを行うのでご迷惑になるかも 
しれませんと挨拶があった。当方も日本酒、ビール、ワインとお酒が飲みきれない 
ほど豊富にあったので、まけずにファイアの準備をすることにした。火を囲み、お 
酒もまわって大いに盛り上がって夜も更けた。                 
 前夜土合駅泊まりの◇◇さんも加わり、7時過ぎに出発する。沢沿いの道は崩壊 
で使えず、一ノ倉沢までは送電線沿いのルートとなっていた。虹芝寮から枝沢をつ 
め、旧道にでる。芝倉沢旧道出合いまで出発から約2時間で到着する。5月下旬と 
思われないほど残雪が豊富だ。少し上の左手の急斜面では幾組かのパーティが雪上 
訓練をしていた。シール組とスキー牽引組にわかれてそれぞれ登り始める。S字付 
近は相変わらず雪のブロックとゴミが散乱している。延々と続く雪の斜面と快晴の 
もとでの暑さでバテ気味になってしまう。大岩から先は×××氏と○○氏以外はス 
キー牽引に変える。のど(ゴルジュ)の急斜面を登り切ったところでダウンして小 
休止していたとき、突然いくつかのブロックがゆっくりとすべり落ちてきて途中で 
止まった。                                 
 旧道出合いから一ノ倉岳山頂まで3時間半かけてたどりついた。山頂では相前後 
して登ってきた北大山スキー部OB会のメンバーが何曲か合唱をしている。毎年5 
月末に親睦と仲間の追悼をかねてスキーを行っているとのことだ。上部の急斜面は 
慣れるまで少し緊張したが、快適に滑れた。雪質はやや重い感じで、大きくゆっく 
りとまわる。途中で×××氏がテレマークを決め、北大メンバーから喝采を浴びた。
下部では小石やゴミが混ざって滑りにくくなったが、まずは順調に滑って行けた。 
旧道出合いから下も雪が十分についており、虹芝寮のすぐ近くまでスキーで降りる 
ことができた。                               


戻る    山スキー同志会のホームページへ


  


メールの宛先:
webmaster@ysd-jp.org