Last Update : Nov 2, 1996  戻る  

ら・ねーじゅ No.250
1996.9月号


モロクボ沢(西丹沢)                
 96/5/26(日)                  

                          白沢光代他1名 


 新松田で、小林由利子さんの車に乗せてもらう。この日は西丹沢の山開 
きだった。自然教室も駐車場ばかりか、道の片側は車に埋尽くされていた。
車を置ける所を探して奥へ進み、白石キャンプ場まで入ってしまった。駐 
車場に車が数台ある。そして駐車しようとしている人もいた。「置いてて 
良いのかな?」「良い。」との事で、そこに置くことにする。      
 キャンプ場は閉められていて、水の出ない水洗トイレが使われていて悲 
惨な状況だった。                          
 ハシゴの付いた堰堤を越え、ゴーロを少し行くとF1 35mが現れた。
今年は水量が少なく迫力は無いが大きい。滝の左に溝、さらに左に斜めに 
上がる登れそうな溝がありそこに取り付く。踏み跡があるが、おおまかな 
岩場でやっとの思いで越える。ここが最も恐かった。          
 「丹沢の谷110」の写真と比べると水量は半分程で、この後は難しい 
ところもなく進める。荒れた雰囲気は無くきれいな谷だ。流れは緩く、高 
度は中々上がらない。雰囲気は奥多摩だ。苔がぬるぬるしていて、滑るの 
が玉に傷と言った感じだった。釜では5回もヤマメを見た。計11匹。最 
後に見た3匹は、落葉に隠れているつもりか、全然逃げようとしない。最 
後の二股で左をとり畔が丸に出るか右をとり、モロクボの頭に出るか迷う 
が分岐から見て滝があった右に入る。可愛らしいナメ滝が次々と現れ、楽 
しい。                               
 詰めでほんの少し薮を漕ぐと、大木が立つ鞍部に出た。縦走路だった。 
 キャンプ場に戻るために稜線を歩く。しっとりとして大木に覆われた気 
持ち良いコースでツツジの大木もあるが、今年は花が全然無い。傍らに白っ
ぽい寄生植物のような花を見た。後で図鑑で調べるとラン科のサカネラン 
に似ていた。                            
 渋滞が予想されるので早々に帰った。                


 コースタイム                               
白石キャンプ場(9:20)−>水晶沢分岐(10:20)−>稜線       
(12:05〜35)−>白石峠(13:35)−>キャンプ場(14:40)  


戻る    山スキー同志会のホームページへ


  


メールの宛先:
webmaster@ysd-jp.org