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ら・ねーじゅ No.253
1997.2月号


秋山ハイキング  箱根 明神ケ岳        
                         96/11/23(土) 

メンバー  L:清宮、  小森宮、長谷川(子供)、西川(子供)、岡坂夫妻、
             高橋、岩崎夫妻、 立川(ゲスト)        


 参加者それぞれ小田急やJRから小田原で大雄山鉄道に乗り換えて、終点の大 
雄山に向かう。集合は登山口のある道了尊バス停であるが、駅からのバスで皆顔 
を合わせることになった。里はまだ紅葉が鮮やかで秋空に映えてさわやかなハイ 
キング日和となった。                           
 
 バスは駅から10分程で、立派な杉がうっそうとした道了尊に到着。土産物屋 
が数件あって名物とおぼしき漬物をつまみに「朝茶はいかがですか。」と商売熱 
心だ。                                  
 
 杉林のかおりと澄んだ空気の中の参道をしばらく進んで最乗寺に着く。バス停 
の名前の道了尊とは天狗の化身でこの寺の守護神とかで、広く整然とした境内を 
散策するのも気持ちがいい。                        
 
 寺の左手から登りにかかるが、取付の急登のところで前を行く40数名の中高 
年グループがつながっていてのっけから渋滞となってしまった。西川さんの5才 
になった坊やもいるので、まぁこのペースでちょうどいいか。今日は登れるとこ 
ろまで行って鍋をするという趣向なので、なにもあわてることはない。しかし数 
珠つなぎで登るというのはやはりうっとうしい。               
 
 林道を2回横切って林の中を行く。ちょうどひと休みしたくなる所で見晴茶屋 
跡に到着。ベンチと小田原方面の眺望もあって、休憩にいい。他のグループの中 
にはここまでで十分と弱音を言う人もいる。私のかみさんとその友人の立川さん 
も山頂までどのくらい登ったか気になる様子で、もう上から下りてきた人に聞い 
て確認している。                             
 
 少し登るとススキの穂がゆれる広い尾根の道となる。林の中の登りと違って明 
るく見晴しもあるので、かみさん達の足どりも軽くなって気もちいいと言う。海 
に近く温暖なせいかアザミがまだ咲いている。12時になったので神明水の上の 
草原状の所で昼食にする。                         
 
 リーダーの清宮さんが肉、野菜のたっぷり入ったもつ鍋を作ってくれた。眼下 
に相模湾と小田原市街を見渡しながらフーフーと熱い煮込みを頬張る。こってり 
としてうまい。                              
 
 昼食後、時間に余裕があるので山頂をめざす。西川さんは下りが心配なので、 
ここで分かれて下山することになった。                   
 
 気持ちのいい尾根道をたどって山頂に到着。広場のような山頂では多くのグルー
プが弁当をひろげていて、雪をかぶった富士山と箱根の山々が一望できた。西側 
は噴火あとが荒々しい岩はだを見せている。ここは箱根外輪山の一郭にあたるの 
か。                                   
 
 山頂から多くのグループは南側の宮城野へ下るのか明星ケ岳を目指して行くよ 
うだ。我々もできればそうしたいところだが今日は予定通り登ってきた道をもど 
ることにする。上部の展望の利く尾根道は、晩秋のやわらかな日ざしにススキの 
穂がきらめいて美しい。今日のハイライトだ。                
 
 長谷川さんの小学4年の子供は登りは元気だったが、下りはちょっと苦手か、 
何回も尻もちをついて、疲れてきたようだ。                 
 
 それでも皆無事に登山口の最乗寺にもどる。                
 
 日の短い11月のハイキングで山頂でゆっくりできなかったのはちょっと残念 
だったが、楽しく充実した一日だった。                   
                              (記 岩崎) 

コースタイム                               
  道了尊バス停10:00−最乗寺10:15−昼休み(標高約850m)  
  12:00/12:45−山頂13:35/13:55−最乗寺15:50 


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