ら・ねーじゅ No.257
1997.7−9月号
会津駒(1)
下大戸沢ダウンヒル
1997年3月28日〜29日
L:岩、M:藤田
記)岩
2年前、大モナカ雪のため白銀の大斜面を七転八倒して滑ったのが悔しくて再挑戦のつ
もりでやってきた。
3月28日 晴れ
うちのがちょっと用事で関西に行くのをいいことに藤田君を誘って下大戸沢の再挑戦に
出かける。仕事が20時までかかったので藤田君のは申し訳ないが千葉まで来てもらった。
蓮田でガソリンと前照灯交換、佐野でカレー食って午前3時過ぎ桧枝岐へ、車で一眠り。
3月29日 曇り
朝起きたらもう曇っていた。予報では大きくは崩れないというので空模様を気にしつつ
出発する。「いつものルート」を行く。登山口から5パーティーほど出たが、「いつもの
ルート」は我々と単独行者だけだった。今日は思いのほか調子が良く1時間でTV塔に着
く。先に出た人(=夏道ルート)をとうに追い越してしまっている。その後も好調に登り
続け大戸沢岳に12時半に着く。見慣れた展望を望みながら暫く休む。
下りはやはり悪雪だが2年前よりは滑りやすい。重たい雪を蹴散らしながら、滑りを楽
しんだ。悪雪フリークである私にとっては結構満足できる悪雪ダウンヒルだった。ルート
は2年前同様、大戸沢だけから桑場小沢に滑り込み、桑場小沢から下大戸沢、そして国道
下大戸沢スノーシェッドの桧枝岐側出口で滑り終えた。
このルートのハイライトはやはり下大戸沢岳から桑場小沢の間、標高差600m間であ
り、上部は無立木の大斜面、下部も潅木の大斜面である。斜度が20〜30度あるため、
雪崩の危険が少なくかつ国道まで滑れる時期となると、3月後半から4月初めでかつ雪の
安定している日しかない。そのため、どうしても悪雪ダウンヒルとなる。悪雪フリークに
は結構お勧めである。
天気のほうは結局夕方までもった。この後桧枝岐の温泉プールで一泳ぎしてから帰った。
【コースタイム】
千葉 23:30 == 浦和 0:10 == 蓮田 0:30/40 ==
佐野 1:10/30 == 那須塩原 2:20 ==
桧枝岐(930m) 3:45/8:05 ――
TV塔(1360m) 9:05 ――1650m 9:35/50――
会津駒ヶ岳(2132m) 11:45/50 〜〜
大戸沢岳(2089m) 12:35/13:05 〜〜
下大戸沢スノーシェッド(840m) 14:15/16:10 (BUS)
桧枝岐 16:25/18:10 == 矢板20:00 =(R4)=
宇都宮 20:50/21:30 =(R4)= 藤田宅 23:55 ==
千葉 0:30
(電子化 作野)