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ら・ねーじゅ No.262
1998.8−9月号


水根沢(沢登)                      

                            1998年8月2日(日) 
                  メンバー:岩崎(L)、鈴木、蔵田、藤田、武部 

 夏期定例山行、沢登第一弾は奥多摩の水根沢となり、8月2日に予定通り行った。関東 
地方も7月下旬から梅雨明けしたのかどうか、イマイチはっきりしない天気が続いたが、 
当日はそこそこ晴れ間も見られ、思いきって水に入ることが出来た。水根沢入渓は私が2 
回目、藤田さんと蔵田さんは3回目で、初めては鈴木さんと武部さんだけであったが、み 
んなそれなりに楽しい一日となった。                        
 新宿から直通ホリデー快速に乗って、奥多摩駅9:15着。ここで、前日より釣りで来 
ていた鈴木さんと合流。鈴木さんの車に乗せて頂いて、小河内ダム手前の水根沢キャンプ 
場へ。キャンプ場の駐車場には利用者以外は止めさせてもらえず、ちょっと下の林道脇に 
車を止める。                                   
 キャンプ場の奥、沢に入るところで身支度をする。ここ2〜3日は雨もさほど降ってい 
ないと思ったが、週半ば頃に大分降ったこともあってか、水量はかなり多い。とにかく今 
回は水流通し、完全遡行を目指して出発する。(10:00)             
 しばらく進むと、左から水流を落として深い淵を持った滝が出てくる。落ち口が見えな 
いが落差は5m程か。前回、私は順番待ちもあって右側から巻いてしまったが、藤田さん 
を先頭に果敢にアタック。左側をへつる様に一段上がって、その先が今日は水が多くて難 
しい。既存のハーケン、シュリンゲを利用して越える。ここが今日一番の難関であった。 
 その後も暗いゴルジュの中を、へつり、釜を腰まで浸かって進み、滝を次々に登ってい 
く。                                       
 上部の水根沢林道までの中間地点を過ぎたところ、深いゴルジュ内の5m程の滝も、今 
日は水流が渦巻き取り付けない。(他のパーティーも登っている人無し。)手前左側のリッ
ジを登り、外傾したバンドをトラバースして抜けた。初めの難しい滝のところで、今回新 
たに購入した8.5mmの40mザイルを使用。8.5mmで懸垂下降にも十分対応でき、
40mと長めなので中間者の確保にも使える。                    
 沢はその先、左から二本ほど小沢が入り、小さなワサビ田も現れる。ゴルジュを抜けた 
ところで昼食とする。さすがに人気の水根沢だけあって、十人以上の大パーティーもいた 
が、うまい具合にさほど順番待ちすることもなく通過することが出来た。        
 その先もしばらく小滝を越えていくと半円の滝となり、今日は流水沿いには登れず左側 
から越える。この後、沢の流れは平凡になり、林道が横断する大分手前で今日の遡行を終 
了とする。ザイルを出したりしていたが、スムーズに抜けられた。(1:00)     
 左岸の林の中の踏み跡をしばらく登って林道に出る。キャンプ場へは30分ほどで戻れ 
てしまう。                                    
 今回の山行を足がかりに、次回(9月)は上越方面の沢へ出かけたいものだ。     

                               (岩崎 記) 


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