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またまた久しぶりの 至仏山・ワル沢


                              1999年4月18日 
                             メンバー:作野、他4名 


 当初は白馬・金山沢に行く予定であった。しかし、金曜日の天気予報によると日曜日は西からの低気圧が関東辺にまで影響を及ぼし東北を除き全国的に雨の確率が高いということであったので、早速インターネットの短期予報を参照したところ、福島会津、中越、山形は晴れ後雨降水確率40%から30%程度であったので、「なるべく北の方で午前中に勝負でき、かつ楽しいところ」という条件で至仏山・ワル沢に目的地を変更した。問題は、鳩待峠までの除雪情報であったが、山スキーメーリングリストによるとちょうど今週には除雪が終わり開通との情報があり、片品村役場に確認の電話をしたところその通り。4月17日午後7時東京を発った。

4月18日(日)  高曇り                         
 朝7時鳩待峠を出発した。天候は、全体に雲が出ているが薄日が射す状態であった。鳩待峠には車が十数台程度で、従って今日入山するのは十数パーティーであろう。この時点で至仏山頂は見えた。例年より少し雪が少ないのであろうが昨年に比べれば雲泥の差と私の友人は語っていた。順調に高度を稼ぎ1865m地点で小休止する。そこからオヤマ沢の田代にいたる途中尾瀬ヶ原が見えるようになってきた時点で時折ガスが漂い頂上は見えなくなってしまった。8時45分オヤマ沢の田代に着いたが周囲はガス。この辺はポールとそれにロープが張ってあり、沢に下りないように看板が立ててあった。

  小至仏のトラバースは雪質も安定しシールがよく効いていたので安心して通過した。頂
上直下の大きな岩の部分は岩の間を辛うじてシールのまま通過し、9時48分至仏山頂上に着いた。頂上は風が強く長居は無用とばかりに、小休止の後、10時15分ワル沢に向けて滑降を開始した。頂上では数パーティーにあったが、すべてムジナ沢に向かったと見えて、ワル沢は我々の貸し切りであった。ワル沢上部は少し堅く滑りは上々。下るとすぐ、ガスがなくなり沢全景が見渡せた。 快適の滑りで、1780m付近まで飛ばし、大休止。左手に上部をガスに覆われた燧ヶ岳を眺めつつドリップコーヒーを楽しんだ。そのうち上空には雨雲らしきものが漂い始めた。 11時05分再び滑降開始し、ワル沢沢床を下りオヤマ沢に沿って進む。オヤマ沢のスノウブリッジは問題なく対岸に渡り、11時53分鳩待峠に帰着した。                                

 帰り道、午後1時30分位吹き割りの滝あたりから雨が降り始めた。

(作野 記)

 コースタイム         

鳩待峠 7:00 → 1865m 7:55/8:05 → オヤマ沢の田代(2030m)8:45/8:55 → 頂上 9:48/10:15 →  ワル沢1780m 10:30/11:05 → 鳩待峠 11:53


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