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平標山(3月定例山行)

1999年3月7日

メンバー:小森宮、岩崎、梅原、白沢、蔵田、山崎、藤田、加藤、森、丸山、長谷川、L.武部

二居−−−センノ沢(松手尾根東面)−−−松手山〜平標山の稜線往復

今回は多数の新人がいて、天気も下り坂。宿で皆の装備を聞いたところ計画書にはピッケル、アイゼンと書いてあるのに持ってこない人がいて大変な模様。さらに、ここでシールををスキーに合わせる人もいてビックリ。でも新人はそばの二居スキー場にナイターに行ったりして気合は十分。

センノ沢めがけて出発。先頭の私はセカンドのK氏にプレッシャーをかけられ橋のところでもう汗だくだく。後方の新人たちは何も知らないが。登るに従って新人たちも慣れてきてペ−スが上がる。稜線に近くなるとさすがに斜度も強くなり、ツボ足で登りだす。しかし、K氏、F氏はスキーのままで稜線まで登ってしまった。後は遅かれ早かれ皆ツボ足。私はステップを切る。やっと稜線だとわかるとますます急斜面になりますます雪が硬くなる。思わず斜めに逃げるが1cmしか雪に入らずアイゼンにしようかとさえ思った。後10歩が行けない。でも頑張ってあと5歩。もう足がパンパン。ピッケルで一旦バケツを掘り、ステップをピッケルのブレードでカットして梅原さんに登ってもらった。みんな無事に稜線に到着。いや、先に行ったK氏がガスの中で待っている。早く来いよと言わんばかりに。ここからはピッケル、アイゼンの世界。私はアイゼンを履いて迎えに行く準備をした。皆に頂上まで行くか戻るか聞いた。あと1時間くらいは天気が持つかなと思われた。が、そうこうしているうちにガスが降りてきてここも吹雪になり皆降りることになった。さすがにKもいつの間にかこっちに向かっていた。全員撤退。

「アイスバーンで自信の無い人はアイゼンで下ってください。」と言って、私はアイゼンを履いているせいもありそのまま少し降りた。アイゼンを履いて降りたのは自分だけ。皆が滑りだすと追いつけるのかなと思いつつ焦ってスキーに履き替えてみんなを追う。新人もスキーがうまい。さすがに皆それなりのレベルがあると感心する。そう思いながら皆とコース取りを変えて一気に先頭に立つ。樹林帯の滑降もなかなか楽しい。安全地帯に来て、余った行動食を食べてのんびり出発。橋まで来ると雪が腐りだしてきた。終点直前で私は転倒して終了。皆無事に到着。よかった、よかった。

宿6:40−−−稜線10:00、10:20−−−宿11:30

(武部 記)


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