Last Update :Dec 10, 1999
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白馬大雪渓


1999年6月5日(土)快晴 
メンバー:頂上:西川、松田、村営小屋稜線:菅沼(記)

 前夜発のアルプスで白馬へ駅前で松田氏と合流し松田氏の車で猿倉へ登る。駐車場 が運休中のバスのために半分に狭められ、ほぼ満杯だった。立派なトイレが新設され ていたがこの時期は使用不可とのことだ。午前7時前に出発する。水長沢を過ぎ、白 馬尻の雪渓末端までは長い道のりだ。大汗をかきかき雪渓に登れば雪渓の風は冷た く、汗が見る間に引いてしまう。ここから長い長い雪渓登りだ。先頭は4合雪渓あた りか、はるかに小さい。シール・つぼ足・引っ張りと三者三様で登る。

 葱平で1度合流したが再び離れ稜線を目指す。所々雪渓が消えており、昼寝にもっ てこいのスペースを提供している。強い衝動にかられるがぐっと我慢するが、座って 休んでいると、ついウトウトしはっとして目がさめる。大雪渓終了点の村営小屋直下 まで登り、勝手に僕はここまでとし、日溜りで即昼寝これが最高の瞬間かも。小1時 間だが随分寝たような気がした。まだ2人は下ってこないようで小屋まで登る。小屋 ではおやじさんにかなりしつこく、泊まっていけとすすめられでしまう。よっぽど疲 れているように見えたのだろうか。今日下るというと稜線に上がって景色を見てこい と強く勧められ、断りきれず稜線に上がる。

 稜線は展望が利き白馬山頂も見えるが、とても登る気にはならない。松田氏が頂上 から下ってくるのが見え、しばらくで来るだろうと下山の準備にとりかかる。小屋で 待っても滑ってこないので1時半過ぎに一人滑り始めた。すぐに上から滑ってくる2 人の人影を見つけたので、休んで合流する。大雪渓上部は斜度も適当で滑り易いがす ぐに終わってしまう。葱平の急斜面は少し硬くなってしまっているようで、スキーを 揃えるのが大変だ。雪が大分硬くなっていて斜度に関係なくどんどんスピードが出て しまう。石もよけなければならないし結構大変な雪渓スキーだ。たかだか30分程の 滑降だが、白馬尻に着いた時には足はガタガタのガクガクで、脚力の衰えを痛感させ られた。何回か大雪渓を滑ったが今回は雪渓の状態が全然良くなかった。まあ6月だ から仕方がないか。

 猿倉までひとがんばりだ。3時には猿倉に着いた。猿倉からは松田氏の車に白馬駅 まで乗せてもらいスーパーあずさで帰った。

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