かぐら 中尾根&第5リフト降場南東斜面

日程 2000年1月16日

メンバー YSD:梶川、 無所属:佐々木、高橋

写真はこっちです


15日土曜日午後から雪は強くなり、4時ごろにクワッドリフト降場から第5リフトの側に滑り込むと雪の量はどんどん増えてきていた。 この時点で20cm。 しかし、まだ下の氷板が気になる・・・・・この後みつまたでも夜7時ぐらいまで雪はつづき、山は予想では土曜と合わせて30cmぐらい積もると思われた。 明日もゲレンデ周りは競争も激しいし、どうせ土曜日のトレースが埋まりきらないだろうと中尾根に登ることに決めて、仲間に連絡して深夜合流した。

16日8時すぎのロープウェイであがり、ゴンドラからかぐらを眺めると、しっかりコブ斜面のきれいなラインがくっきり、ほとんど増えていない!!  クワッドを降りてみると、もうさっそく登ったトレースが一本。

雪の状態をだいたいつかむため田代連絡コースの右端をちょっとトラバースしてそこそこパウダーであることを確認。 クワッドに降りながらパトを探して山行届けを手渡し、さっそくリフトで登り返して、シールをつけていざ出陣、9:50。 最初の平坦池は先行するトレースをだどるが、どうも左に行きすぎるので、10cmぐらい沈むラッセルで真っ直ぐに進んで行く。 実は、この先行トレースはシールなしで第5途中まで登り、そこから南東斜面をすべったものだと思われた。 先行トレースをたどるテレマーカー2人をパスして、軽いラッセルしながらひたすら最後の急斜面をガンガン登る。 リフト降場に10:20到着、早い早い。 でも風もなく快晴なのでもう汗だくでアンダー一枚だけと春のよう。 5分休憩して、ラッセルを佐々木さんにまかせて、中尾根目指して右にずるずると巻きながら進む。 これからまた急登というところで、スノーシューのボーダーが追いついてくる。 登り口で山頂に行くと行っていたので、確認のため、どこに行くのか聞くと、我々がかぐら峰に向かっているのだと思ってついてきたとのこと。 ここから小ピークを越えて、中尾根頭までシールで進む。 このころには雲が出てきてどうも雪面が見づらくなりつつある。中尾根頭に11:15到着。 

さっそくシールを外して、ほとんど休憩など取らずに、昨日ピットを掘ってだいたい予想されている中尾根の雪の状態がおなじか確認するため、少し滑り降りて穴堀する。 やはり予想通りの状態で、30cm下にスコップで力を入れて突き破る1cmほどの氷板、その下に5cmほどの厚さで濡れザラメの層がある。 その下はしまった粉?が15で、その下に氷板でまた塗れザラメ・・・・  いかに雨が多かったを物語ってくれました。 強度的には氷盤と新雪のくっつきは悪くなく、やばい結晶も見つかりませんでした。 氷板が破壊した時にその下の濡れザラメの層でずれるかスコップで確認しても問題なしでした。 この結果から、昨日の田代連絡コースの右端南東斜面での結果とほぼ一致するので、ある程度は中尾根の予想に使えるだろうと今回確認することができたと思う。

では、滑走なんだけど、一面真っ白の立ち木なしの斜面はどうも見づらく、そこそこの中回りで一気に200mぐらい手を軽くつきながら滑る。ちょっと視線が低くなるとどうも斜面がわかりづらく、なんだかクラクラする。 パウダーというよりは、氷板の上の雪を蹴散らしている感じ。 上を見上げて、死んでいるそうちゃんを見ていると、一人ほんと大回りでかっ飛んで来るスキーヤー発見。 俺の前のちょっとしたギャップで大転倒をかましても、かまわずすっ飛ばしていってしまった。 彼があの日の一番大回りやろうでした・・・・ その後は適当に中回りで斜面変化を見ながら少しスピードを押さえて滑り、第5リフト乗り場横を通過してからトラバース気味に迂回コースに復帰。

休憩も取らずにリフトで上まであがってシールを貼ってから、軽く昼食とって、お次は第5リフト降場からの南東斜面を滑りに登る。 やはり登りは30分。斜面に出ると、すでに2本トレースがある。でもまだまだおいしいところはたっぷり。ついでに日差しも復活。 視界良好なので、大回りでスピードの乗せて楽しく滑れた。 ここが一番やわらかめな雪で、本日の最高だったと思う。 リフトに戻って時間は14時過ぎ。もう一本と思ったが、 また太陽も隠れてしまったので、あきらめてみつまたへ移動して6本ほど飛ばして滑って、本日終了。

温泉はメチャ混みの街道の湯、 その後はいつもの美多河でビールとラーメン。 いつもながらキノコラーメンは旨いと思う。

下道で2時間半ちょっとで東松山到着。結構空いてましたね、下道も。

このところの好天で標高1200m以下の雪はぼろぼろで滑れたものではないので、こんな時にはやはりスキー場上部で楽しむのが効率がいいと思う。それなりに楽しめた一日でした。


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last update 18 Jan. 2000


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