Last Update : 2011/12/01  戻る

会津駒ケ岳

2000年2月26−27日

メンバー:FH、TS

コースタイム
26日 テント場970m(13:30)→1600m(16:10)→970m(17:10)
27日 テント場970m(7:20)→テレビアンテナ(8:30)→1600m(9:20)→駒の小屋(11:00)→テント場(14:30)

2月26日 薄曇り

7:00浦和を車で出発、13:00頃桧枝岐に到着し、登山道入口から100m程手前の駐車場に入った。

13:30準備を終えてスタート。林道沿いは2m程の雪がある。登山道入口から少し入った、970m付近でテントを設置。

14:30荷物をデポして出発。林道を外れて沢沿いに進む。既にワカン部隊のトレースが付いている。1100mの林道に出会うところで、ワカントレースと離れ、沢を登り1400m付近の尾根を目指す。ラッセルは20cmくらい。途中、後から来た単独テレマーカに抜かれる。

15:30に尾根に出て、テレビアンテナ付近で再びワカン部隊のトレースに合流し、トレースに沿って進む。おかげでラッセルも無くペースが上がる。1600m付近の平らな場所に到着すると、ワカングループがテントを張っていた。

今日はここから尾根沿いの谷を滑ることにして、斜面に少し入ったところで弱層テストを行う。ハンドテストやシャベルテストを行った。雪の断面をよく見ると、30cm、50cm下に数ミリの層が僅かに見えた。スキージャンプテストも行ったが、2回ジャンプして崩れなかった。ハンドテストはかなり経験を積まなければ判断は難しい。

滑ってみると、雪は期待したほどではなく、やや重く回転しづらい。ブナの林のやや急な谷に入り林道に出た。ここで先行するTS君の姿が突然消える。林道に落ちたらしい。近づいてみると、けがもなく無事で安心。17:00にテント場着。食事を済ませて、21:00頃就寝。

2月27日 雪

夜中は晴れていたようだが、朝外に出てみると、すでに雪が降り始めていた。

7:20に支度をして出発。昨日のトレースを順調に進み、9:00前にテレビアンテナに着く。雪が20cmほど積もって尾根のトレースは消えていた。尾根は風雪がやや強い。

1600mを越えると、ありがたいことに再びワカン部隊の先行トレースがある。ボブスレーコースのようにえぐられたところを、ラッセル無しで楽に登ることができた。

2000m近くで山スキー3人パーティ、ワカン(10人ほど)が戻ってきた。さらにボーダ-とスキーの2人組に会う。彼らは頂上直下の小屋に泊ったと言っていた。

ラッセルの苦労はほとんどなく、11:00に駒の小屋に到着。小屋には入れなかった。ガスで頂上は見えない。天気は雪で気温−6℃。小屋の前でしばらく休憩。ガスと風雪で視界が悪いので残念だが頂上は諦め、ここから尾根を下ることにした。尾根は20cm程の新雪で、なかなか快適な滑りだった。

1700m付近まで来て、沢に落ちる急な斜面になり、違う尾根に入ったことに気づく。調子に乗って位置確認が遅れ失敗した。斜面をトラバースして尾根を回り込もうとしたが、急斜面になるので登り返す。

13:30に1600m付近の登りの尾根に戻る。ここからしばらく下って、テレビアンテナに到着。登って来たルートをテント場に向かって滑る。尾根はやや吹雪いていたが、新雪でまあまあ滑りやすい。

14:20にテント場着。テントを撤収して15:00に駐車場に戻る。

桧枝岐の温泉につかって、16:00頃桧枝岐を後にする。インターまでの国道は強い雪で視界が悪く、崖崩れで片側通行箇所があったりして大渋滞だった。。

(FH 記)


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