雨飾山
(1127からP2往復)
日程:4月23日 メンバー:寸田、西川、鈴木、丸山(L) 計4名 コース:1127(駐車地点)出発 - P2(1838地点)着 - 1127着 土曜日 東京を13:30出発。 日曜日の天気が不安だったので高速の車中で16:00からの天気図を取った。 前線を伴った低気圧が近づいており、明日通過するであろうことがわかったが、判断は明日の空に任せることにした。不安だったので輪島測候所に問い合わせたところ、前線は未明0:00から3:00に通過するであろうとのことだった。 前線さえ通過してしまえば明日は大丈夫だろうと少し安心しながら、小谷温泉に19:30頃到着。除雪が進んでいるようなので行けるところまで行ってみることにする。 すると、村営雨飾荘のちょっと上に新しい感じの旅館(栃の樹亭)があったので、温泉だけ入れてもらった。600円でとてもきれいな露天付き温泉に入れた。 しかもフロ上りには雨飾の天然水(涌き水)飲み放題のサービスつきだった。この水はかなりおいしかった。 除雪は林道の分岐点(1127)まで進んでいるとの情報を得て、そこまで車で行くことにする。1152付近は3mはある雪の回廊だった。 除雪の終点まで車で入ると出れなくなる恐れがあることから、少し手前のスペースに駐車した。例によって車中で飲み食いながら談笑し、23時就寝。 日曜日 5:00起床。 外はすでに明るく、窓の外をみるとどんよりした雲が南西から流れている。 まだ前線は通過していないと判断し、2度寝することにした。6時頃から風雨が強まり、寝袋の中でうたた寝しながら前線の通過を待つ。天気が回復するのを待っていたが、それどころか寒冷前線通過後のために北よりの風に変わり、小雪交じりの風雨となった。「温泉入って帰りたいなー」などと弱気の発言をしてしまった。 山頂はガスで見えない。P2もガスで見え隠れしている。しかしこれ以上天気が悪化することは無いと判断し、朝食を取るとともに出発の準備を整える。 小雨混じりの中、9:00出発。すると10分もしないうちに青空が見えてきて、日差しも出てきた。雨飾の山頂も見える。 「頂上も目指せますよね?」と打って変って強気になる。これはラッキーとつぶやきながら意気揚揚とP2を目指す。 夏道通りにまともに取り付くと苦労するので、少し回りこんで取り付くのが良い。1380m付近までは夏道で、そこからはP2から南に伸びる尾根に取り付くため、北東に進路をとる。この尾根は雪庇が発達していたので、登れるところで登ったほうが後で苦労しないと思う。 1700mからは急斜面で樹木も無い。黙々とジグを切って順調に高度を稼ぎ、12:00にP2到着。山頂付近は雪がついておらず、岩が剥き出しになっていた。他に20〜30名程P2を目指して登山していた。かなりの人気コースのようだ。でも西川さんはP2で熊を目撃したようだ。油断禁物かも。 12:30滑走開始。雪質は水分をたっぷり含んだざらめ雪といった感じだった。P2下は樹木もほとんどなく快適だが、尾根地形なのであまり飛ばせず、慎重に下る。 1600m付近からは、下写真のような適度な斜度のまばらなブナ林で、超快適スキーを楽しめた。 しかし、所々に雪の無い部分や割れ目等があるので注意が必要だ。 全員無事滑り降り、振り返ると岩肌を剥き出しにした雨飾が、残雪とともに青空にそびえていた。 記:丸山 コースタイム |