Last Update : Mar 16, 2000  戻る

富士山(須走口)
2000年5月13日(土) 霧のち曇り
メンバー  藤田(L)、鈴木(岳)、丸山

5月12日(金)
東京を夜11時に出発し、須走口には深夜1時に着く。道路には雪は無い。
なぜ富士山なのか?なんてったって日本最高峰、友達に自慢できるといったミーハー根性丸出しの理由からだった。それと、日本画に描かれているような富士山に登ってみたかったし、スキーもできれば最高だろうと思っていたからだった。
しかし5合目は深い霧に包まれており、明日この天気なら帰る予定でいた。

5月13日(土)
4時半起床。
車から出ると、なんと頂上が見えている。急いで準備を整え、6時出発。
神社を過ぎてほんの少し歩くとシール登高ができそうだったので、夏道から少しそれてい樹林帯を行く。程なく夏道に合流し樹林帯を抜けると、一箇所だけ雪が続いていない個所があり、20mほどスキーを脱いで登る。それでも今年は雪が多いそうだ。2300m付近からは霧に包まれたり晴れたりの天気となる。冷たい霧が吹き付けていたが、視界は100m以上あるので行動できないほどではなかったので、行けるところまで行くことにする。
寝不足もあって、単調な登りは眠気を誘う。10時に7合目の小屋に到着。小屋は雪に埋もれていて、屋根だけ出ていた。
頂上はガスで見え隠れしており、時々霧に襲われるので小屋を現在位置確認に使うように夏道沿いに直登する。3200mを超えて8合目につく頃には、高山病なのか頭がガンガンする。このとき12時頃だったので大休止していると、霧が完全に晴れてきて頂上が見える。そして眼下は雲海だ。風も弱く、頂上が近く見えるが、あと500mくらいあると思うとツライ。
もうろうとしながらも、冷え込んでいなかったので斜面はザラメで登りやすかった。頂上直下だけ固かったが、結局すべてシールとスキーアイゼンで登頂した。
(山頂から須走口を望む
14:00、記念撮影が終われば思い残すことは無い。後は滑るだけ、と思っていたが甘かった。頂上直下はガリガリかつモナカになっており、太ももがつりそうだった。
雲海に向かって爽快な滑りができると思っていたが、滑りだけに集中する。

     
                   Skier: Hideaki Fujita

     
                   Skier: Takeshi Suzuki

 7合目に14:40到着。このときすでにヘトヘトで、滑るのですらおっくうだ。でも7合目から下はだいぶ雪が緩んできて滑りやすかった。それにしてもすごい高低差である。いやというほどターンを繰り返しながら大斜面を滑り降りる。(下写真)

     

 5合目には16:00到着。小屋のお母さんにしいたけ茶をご馳走して頂いた。
今回は運良く山頂から滑ることができ、大満足の山スキーだった。

(丸山 記)

コースタイム
須走口駐車場(1960m) 6:00 -> 7合目(2920m) 10:00 -> 8合目(3360m) 12:00 -> 富士山頂浅間大社奥宮(3710m) 13:40 -> 須走口駐車場 16:00 

 


山スキー同志会のホームページへ