鳥海山
2001年6月2日-3日 メンバー:長谷川、鈴木 6/2 曇り時々晴れ ようやく今シーズン滑り納めに鳥海山へ向かう。東北道をひたすら走り、7時間かけて7時に祓川。上部はガスがかかり、風が強そう。見た感じ雪はあまり多くない。 仮眠して9時半に出発。祓川ヒュッテ前の湿原木道を歩き、取り付きの斜面でシール登行開始。今年は雪解けが早いのか、藪がかなり出て、雪は分断されている。下から見ると雪はつながっているようには見えない。 祓川の湿原 夏道より左にルートをとり、先行トレース頼りに、藪を右へ左へと回りこみ、何とか雪をつないでいく。1300m付近で1回だけスキーを外す。それ以外は細々と雪はつながっている。
七つ釜小屋に着き、ここからほぼ夏道沿いに、広い雪原から細い谷を進む。上部の快適そうな最後の斜面手前で強風とガスのため一時休止。しばらく待つが、ガスは取れそうにないので出発。雪の切れる2200m付近までシールで登る。
13:00に七高山にたどり着く。ガスと強風で新山は見えない。千蛇谷はとても無理そう。予定だと唐獅子小屋へ下るのだが視界がなく不安。七つ釜小屋か迷ったが、鳥海は分かりやすい山。分からなければ登り返せばよい。
唐獅子小屋より上の東斜面は、まだまだ雪が豊富で、すばらしいスロープが広がる。遠く月山も見えた。
不要な荷物をデポし、とりあえず外輪山から千蛇谷に降りようとする。しかし強風で歩くのもままならない。時々止まってじっと風に耐える。スキーをザックに着けていると、飛ばされそうだ。結局、千蛇谷はあきらめ。
1400m付近の広い雪原を滑ると、後は行きのルートをたどり。祓川ヒュッテ前の斜面にでて、山スキー最後の滑り。
小屋の右側の雪の残る所を滑って駐車場前に出る。長いスキーシーズンの終わり。今までの山行をしみじみ振り返る。駐車場からは、よく晴れて、鳥海のすばらしい姿が。
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