Last Update : 2011/02/22  戻る

上越・東谷山周辺(1月定例山行)

2002年1月20日

メンバー:L.小森宮、藤田、蔵田、長谷川、槙田

越後湯沢から【神楽・田代スキー場行き】のシャトルバスに乗り途中、狙った斜面の様子を窺うと、樹木の根っこの周りが春4月のように融けていて一部には土を覗かせた所もありいやな予感がする。田代スキー場で降り、二居スキー場後を登り始めたところで夏のニュージーランドを避けて日本で雪上の遊び全般でガイドをしているニュージーランド人と日本の雪崩情報の少なさなど話を交わす。ここから夏道の峠に詰めるつもりが、若干右寄りにずれて、2〜3m程の雪庇をよじる登るはめになった。ここまで藪が多い。東谷山から西に延びる尾根を詰めて行く。周りを見渡すと、籔だらけでなかなかスキーに良さそうな斜面が見当たらない。地形図上だけで計画してみた山行だったが、籔の多さと、ここ何日間かの降雨で全山、アイスバーン化した斜面に数cm程うっすら乗った新雪という条件で、折角の晴天も当初計画した東谷山までの登路の途中、標高1195m辺りまでで撤退することにした。尾根上の1150m送電塔から滑った南側の斜面は、1月なのに完全にザラメ雪と化していてビックリさせられた。今回の条件では貝掛温泉への斜面など滑降できるような状態ではないように見られた。また、1250m程度までの東谷山への尾根から見た範囲でも、あまり滑降に向く斜面があるとは思えなかった。樹木、籔の多さは約20年前に日白山から東谷山、二居スキー場へ抜けた時を若干思い出させてくれた。結局、当初の狙いのラッセルトレーニングもできず。どうもこの時期の山行が、異常気象なのか温暖化なのか予想もしない天候に企画がかみ合わないことになってしまうのは残念。それから今回の条件では、スキーアイゼンが必要だったが、登った後の滑りを考えるとこの条件では滑るのはかなり危ないことになると感じた。

1/2500地形図『土樽』

タイム 晴れ
09:09越後湯沢駅→09:20頃シャトルバスで田代スキー場前(二居)→09:40二居スキー場跡出発→標高1195m地点を越えた辺りで撤退を決定→1150m送電塔から南側の斜面を滑りスキー場跡へ13:20→14:05田代バス停→越後湯沢14:30/銭湯へ入り→15:37越後湯沢発【Maxあさひ】で帰途に
1時間ほど林道を戻り、ゲートに13時過ぎに着く。このルートは木が混んでスキーには不向きだ。

(小森宮 記)


山スキー同志会のホームページへ