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菅平・根子岳

2002年1月20日

メンバー:菅沼

久しぶりの山スキーのため足慣らしのつもりで根子岳へ行ってきました。

2年前、前回も単独で新宿から夜行アルプスで来て、天気が悪かったが、今回は早朝発の日帰りで、スノーライナー切符だと往復の新幹線指定席とバスの切符がセットされて14000円なので楽ができた。

自宅を5時半過ぎに出発し、東京駅発6時26分のあさまに乗る。これに乗らないとゲレンデの出発時間が遅すぎるためだ。9時半過ぎに菅平に着き、前回(2年前)と同じアオナシの木の下で準備をし、リフト券を2枚買う。リフトで奥ダボスの上まで上がる。

10時10分シールで出発する。山スキー日和のいい天気ですぐに大汗をかく。前回はほとんど何も見えない中を登ったのと比べると随分違う。ヘリスキーのヘリコプターがバンバン飛んでいる。軽装のボーダー、下手なスキーヤーいろいろ滑ってくる。聞くと1回8000円だそうだ。前回はトレース通りに登らないと若干ラッセルがあったが、今回はほとんどが硬めのバーンでどこも登れる。最初は一人だったが登るに従い先行者に追いつくようになる。ボードを背負っている人テレマークの人それぞれだ。

山頂直下のヘリポートで係の人に、4日ほど雨が降りアイスバーンになってしまったとの話を聞く。山頂直下の急斜面はギタギタなので、右手の緩斜面から大きく回り込んで山頂を目指す。

山頂着12時10分、ほぼ2時間かかったが丁度いい足慣らしだった。周りはアイスバーンだらけだが、アイゼンが必要の程ではない。気温マイナス6℃、風がやや強く寒い。携帯で家に電話をする。ルートの途中は全て3本アンテナだ。ただ、強風のためか時々通話が途切れる。写真を撮り、山頂の祠にお参りし、下山に移る。

山頂の一段下に雪の付いた広い斜面がありそこを巻き気味に滑る。登りルートの標高差50メートルほど下にい斜面が続いており、そこを適当に慎重に滑る。当初牧場コースと思っていたが、一人でこの雪質では滑る気にならない。登っていたときから牧場ルートと登りルートの中の尾根が斜面が続いていて快適にゴルフ場へ滑れそうだったのだが、滑ってみると硬いバーンが続いているのではなく、”ボコ”っと潜ってしまう悪雪だった。頂上から標高200メートルほど広い斜面をそこそこ滑り、長いトラバースでヘリスキールートに合流する。ここからは一枚バーンのゲレンデのようだ。

このままではすぐ終わってしまうので、途中で一服して快晴の展望を楽しむ。菅平の醍醐味はこの展望にあるといっても過言ではなく、頚城から乗鞍までどこでも見える。後はゲレンデ下まで一気に滑り、根子岳が終わった。予定より1時間早いバスに乗れそうなので、早々に道具をしまいバス停に向かう。

上田駅からの新幹線も1時間前の電車に席が空いていて、指定券を変更して4時半過ぎには東京駅に着いた。

(菅沼 記)


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