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十石山

2002年2月3日 曇り時々小雪

メンバー:長谷川、槙田

7時に白骨温泉先のゲートを出発。林道のカーブ地点から斜面に取り付く。昨日のトレースが付いており、やや急な斜面をトラバースしてコルに出る。ここから滑れば快適そうなブナ〜カラマツ林の斜面を登る。時々雪質をチェック。北向き斜面はまだ雪が軽い。ここの斜面は楽しみ。1800mの平らな場所に出る。辺りはダケカンバやオオシラビソの大木の林となる。あとは緩い尾根を登れば頂上だが、意外と遠いなー、とぶつぶつ。細い尾根をジグザグのトレースに沿って登る。ワカンの後も。途中、小屋泊まりのスキー2人組とワカン3人組が下りて来た。頂上は風がものすごく強いとか。2200m位になると疎林になってきて徐々に視界が開け、真白な広いピークが見える。あと一息だが、足取りは重い。スキーに行きすぎているせいか、疲れがたまっている感じ。疎林から無立ち木の硬い斜面を登る。頂上付近は強烈な風が吹き、頂上ほんの一部だが、アイスバーンでスキーを外す。キックステップでもつま先は入らない。寒くて鼻が凍るよう。一応頂上らしき位置に立ち、急いで小屋に逃げ込んで休憩。快適な小屋だ。中はちょっと寒いが。

12時に滑降開始。小屋からは心配したアイスバーンでもなく尾根に向かって滑り降りる。オープンバーンの雪は重く滑りずらい。尾根上部もやや雪が重いので北側斜面に一旦滑りこむ。この斜面は快適パウダーの世界。このまま谷に滑り込んでしまいたい。しかし、ここは我慢して2200m付近を目指してトラバースで戻る。しばらく尾根を滑り、2100m付近から細い尾根を避けて、今度は南側斜面に滑り込む。陽があたっていてやはり重めの雪、滑りずらい。下部の林の中は結構軽い雪。1820m付近でトラバースし、尾根の夏道に戻る。そこから登りの時に期待していた急斜面の上にでた。天気も良くて視界良好。ここで一服した後、北向きの、ちょっと重めのパウダー斜面に突っ込む。カラマツの木がやや混んでいて、ぶつかりそうだ。直前でかわす。パウダー中毒の槙田リーダーも何度も果敢に飛び込んで行く。すぐにコルに出る。ここからトレース通り、ずり落ちそうな斜面をトラバース気味に林道に戻る。駐車場に14時に到着。結構充実した2日間だった。

コースタイム

2/3 7:00白骨温泉先ゲート1390m〜11:30十石山2524m〜12:00滑降〜14:00ゲート1390m
(長谷川 記)


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