Last Update : 2011/02/10  戻る

景鶴山・至仏山(尾瀬)

2002年4月27日〜29日

メンバー:L.橋本(幹)、長谷川、西川

4月27日(土)鳩待峠(15:00)〜山ノ鼻(16:30)テント泊
4月28日(日)山ノ鼻(7:00)〜ヨッピ吊橋(8:00)〜景鶴山(11:20)〜大白沢山〜ススケヶ峰〜日崎山〜山ノ鼻(17:00)テント泊
4月29日(月)山ノ鼻(7:00)〜至仏山(9:20)〜山ノ鼻(10:00)〜鳩待峠

4月27日 鳩待峠に駐車してテント他装備を担いで山ノ鼻へ。整地された駐車場は2泊3日で駐車料金4500円也と高い。雪が融けて木道が露出した夏道を避け、西の川上川寄りのコースを辿るが、結果は夏道を通るのが正解で、しばしば行きつ戻りつすることになった。山ノ鼻に到着すると、トイレは水洗、テン場の水道からは水も出るし快適なテントサイトである。小屋も営業を始めており、テントも15張程と賑やか。

28日は朝から晴れ。雪の尾瀬ケ原を北東に進み、ヨッピ橋へ。橋板が取り外されていて、渡るにはちょっと緊張する。景鶴山に登る谷の下部の緩斜面には、同じ高さで折れた木が数百メートルにわたって広がり、数年前の新雪雪崩の跡だろう。上部の急斜面は雪崩の恐れがあるので右手の尾根のやや急な斜面に取り付き、樹林の中を登る。1800mまで登ると後は斜度も緩くなる。景鶴山山頂は岩場でスキーで直登できないため、山頂北東斜面をトラバースして北側から取りついたが、急斜面で思いの外てこずってしまった。樹林の中の小さなピークを2つ越え、大白沢山を迂回して1911mピーク到着は14時前。ここから狭い尾根を時に登り時に滑りながらススヶ峰、日崎山と歩き、日崎乗越手前の尾根を下り始めたのは16時前、猫又側の右岸を歩いてテントに戻ったのは17時。結局この日は10時間の行程だった。この晩は晴れて冷え込んだ。

29日も朝から快晴。今日は至仏山をピストンして鳩待峠まで。西川さんの体調が悪く、大事を取ってテントで待機。昨日は冷えたので雪が硬いが、太陽の直射を受けた所は相当緩んでいる。ムジナ沢下部は雪解けで所々穴が開いており、右岸をトラバースする。上部も雪が途切れているが、昨日あらかじめ観察して雪がつながっていそうな所にあたりをつけていた。灌木が無くなった辺りで左手に進路を取り、トレースを辿ると雪の切れ目のハイマツは3mもなく簡単に通ることができた。山頂部は雪が消え10人ほどの人。風は弱く、谷川、越後駒、会津駒窓が良く見え、しばらく休憩する。山頂からは快適に滑降し、トラバースを避けるため、樹林帯に入るところで南寄りの尾根に進路を取り、30分ほどでテントに帰り着いてしまった。テントを撤収して夏道を通り、1時間ほどで鳩待峠へ。帰りは老神温泉(湯元華亭料金1000円)で汗を流して帰る。

(橋本(幹) 記)


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