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至仏山
2002年4月28日
メンバー:作野他4名

4月28日(曇りのち晴れ)
今年は4月26日午前10時に戸倉のゲートが開門されるという情報をインターネットで得た。4月27日夜発ちで鳩待峠に向かった。戸倉のゲートを過ぎて、津奈木を過ぎても雪は出てこない。しばらくすると道の周りに少しばかり雪が出てきた。やはり今年は雪が異常に少ないようである。一番上の駐車場は満杯であった。すぐ下の駐車場に停め、ツェルトを張り仮眠する。
今日はよく冷えた。明方ガタガタ震えるくらいであった。午前7時20分峠を出発。夏道沿いにひたすら頂上を目指す。最初は雲が多く、ガスが行き来する。途中、2度ほど休憩した。人が多い。小至仏の辺りで小休止の時ようやく晴れ間が覗いてきた。燧ケ岳と尾瀬ヶ原が見えた。また、日光白根も見えてきた。天気は順調に回復しつつある。10時10分頂上着。360度の展望を楽しむ。平が岳方面は真っ白である。
大休止の後、勇躍ワル沢に跳び込む。ほとんどの人達はムジナ沢を目指しているようで、ワル沢に行く人はいない。1パーティのみ先行された。大斜面を快適に高度を下げる。至福の時である。自由自在に円弧を描く。上部の大斜面はザラメで滑りやすい。途中で、先行パーティを追い抜く。下から1/3くらいの所から雪質が悪くなってきた。また、雨水が流れた後の溝が洗濯板になり次第に滑りにくくする。一気に樹林帯まで辿りついた。その後はシュプールを追って沢の出合いまでスキーを滑らす。11時20分沢のところにつく。幸い、スノウブリッジは切れてはいなかった。水が出ている周りには水芭蕉が咲き出していた。小休止の後、鳩待ち峠に登り返した。岩魚を肴にビールで乾杯して日光経由で帰京。



〔コースタイム〕
鳩待峠7:20→1870m付近8:30/40→小至仏9:30/40→至仏山10:10/50→ワル沢出合い11:20/30→鳩待峠11:55

作野記

 


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