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白馬乗鞍岳
2002年5月3日
メンバー:作野他3名

5月3日(晴)
焼山へ行くつもりで、5月2日東京高島平17時48分勇躍出発。関越から北陸道に入り22時27分名立谷浜SAで仮眠。5月3日4時50分同所出発。
途中食事をして、6時30分笹倉温泉に着いてアッと息を呑む。雪が無い。九十九折の急斜面は萌黄色の新緑ではないか。遠く焼山、火打の山肌は黒々としてとても滑る状態ではなかった。唖然としてこれからの予定を模索する。念のため持ってきていた白馬乗鞍の地図が役だった。
すぐに糸魚川に出て、姫川沿いを栂池に向かった。姫川沿岸はかつての洪水の後は修復され、道筋も変わっていた。8時栂池着。
栂池で上部の様子を案内所で確認の上、ゴンドラに乗る。今年の連休から夏用のゴンドラも動かしているため自然園までらくらく入れた。自然園9時28分発で天狗原を目指す。雪は充分付いていて、良い天候のもと汗を掻きながらシール登高で、高度を稼ぐ。人が多い。天狗原10時47分着。風もほとんど無く気持ちよい。ここで小休止し、食べ物を腹に入れて11時白馬乗鞍目指して急斜面の階段状ステップをスキーを引きずりながら列をなして登る。ボーダーが多い。白馬乗鞍12時着。白馬三山が綺麗だ。また、後方には今日朝見た火打山の秀麗な三角形が浮かんでいた。360度の展望を楽しみ、昼食にした。小蓮華尾根船越の頭から滑って栂池山荘に帰ろうと思っていたが、最終のくだりゴンドラのことを考え、ここから直接栂池山荘に帰ることにした。12時50分、南東面の素晴らしい斜面が我々を待っていた。人は全然いない。無木立の急斜面は頂上から凸状にストンと落ちている。ザラメで、滑った後も無く綺麗で滑りやすかった。瞬く間に高度を下げ、斜度がゆるくなり木々が出てくるところで若干方向修正し、自然園に滑りこんだ。自然園ツアーの人が大勢いた。雨の流れた後のデコボコの平坦地を漕いで、13時12分栂池山荘着。
栂池山荘からは今滑ってきたコースがよく見える。ベランダにて生ビールで乾杯。まだ早いので、ワインも調達し、のんびりする。至福の時である。
今日の宿は、町営の長者温泉に取ってあったので、朝来た道を引き返し、途中焼山温泉に入り、18時30分頃着。昔の長者の屋敷を利用しているとかで、立派な萱葺き屋根のいい宿でした。
翌日は、土砂降り。近くの道の駅で海の幸をしこたま仕入れ帰京。



〔コースタイム〕
自然園9:28→天狗原10:47/11:00→白馬乗鞍岳12:00/12:50→栂池山荘13:12

作野記

 


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