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立山

2002年5月2−5日

メンバー:L.矢野、久保田、寸田

5月2日

辛うじて取れた急行能登の喫煙指定席で富山まで行く。高崎までは激混み。喫煙車だがタバコを吸っている人は少なく、車内の空気はまずまず。寝たり起きたりを繰り返しているうちに富山に着く。

5月3日 快晴

JR富山から富山電鉄に乗り換える。待ち時間はほとんどない。1時間ほど立山駅に到着(7時前)。しかし、美女平までのケーブルカーの待ちがすさまじく、1時間半ほど待たされる。美女平からは室堂までのバスに乗ることになる。荷物を預けてから、バス待ちの行列の最後尾に並ぶ。何時に出発したか覚えていないが、室堂には9:50着。気温は3℃で、そんなに寒くはない。準備をして、10:20に雷鳥沢ヒュッテに向けて出発。30分ほどでドーム型のヒュッテに到着。前日に矢野さんから今日は雷鳥沢と剣沢を滑ると聞いていたので、準備をしてから雷鳥沢を登り始める。小生はシールで登ったが、ほとんどの人はツボ足だ。久々なので、トラバースや斜度がきつい登りに悪戦苦闘する。休憩を一回挟んで13:00に剣御前着。ここで矢野さん達に会う。矢野さんから、「まだ時間もあるし、剣沢も少し滑れば?小屋の左を少し登った斜面はなかなかいいよ。」と勧められたので、そうすることにする。しかし、雪が重いのと、ゲレンデスキーの稽古不足で滑降はひどく疲れる。登るより辛い。150mほど滑降したら剣御前に向け登り返す。14:25に剣御前から雷鳥沢の滑降を始める。が、辛い。何度も止まり、途中で休む。14:55ヒュッテ着。

先に到着していた矢野さんと部屋で合流。この部屋はベッドが3段×4ある。他にあと一人いるようだ。温泉に入った後、夕食。夕食後、ヒュッテのTVで天気予報を見る。明日の天気は悪そうだが、朝起きて雨が降っていなければ御山谷を滑ろう、ということになる。夜行明けでもあったし、早く寝ることにする。

コースタイム
室堂10:20-10:50ヒュッテ11:20-休憩×1-13:00剣御前13:40-滑降&登り返し-14:15剣御前14:25-14:55ヒュッテ

5月4日 雨

6時前に起床。雨が降っているが、とりあえず朝飯を食べることにする。

午前中は温泉に入ったり、二度寝したりして過ごすが、午後になっても天気が回復しそうにないので今日は外に出ないことにする。となれば、飲むのと温泉しかないのだが、むしろ好都合。夕食後の天気予報では、明日は回復しそうだ。因みに、ヒュッテは一泊二食で¥8400でした。

5月5日 曇りのち晴れ
昨日と同様、6時前に起床し、6時からの朝食を食べる。雨はやんでいるが、ガスがひどい。ガスが治まりつつあったので、8時に出発する。雪上車の踏み跡を矢野さん、久保田さんはスキーを引っ張って、小生はシールで歩く。ガスがまた出てきて視界が悪いが、コンパスで一ノ越山荘方面を目指す。視界が良くなってくると雄山が眼前に見えてくる。室堂山荘からの夏道に合流し、9:50一ノ越山荘着。ガスと風がすごいので、しばらく山荘で休憩する。ガスと風が治まりつつあったので、10:40山荘を出る。御山谷を200mほど滑降した後、東一ノ越へトラバース。ここからはスキーを脱いで土の露出した夏道を歩く。11:35東一ノ越着。もう完全に晴れており、ここから眺める針の木から白馬は素晴らしい。行動食を食べ、写真を取った後、黒部平に向け、タンボ平を滑る。今日も気温が高く、雪はすこぶる重い。12時半過ぎに黒部平に到着。パッキングをし直し、ケーブルカー、トロリーバスと乗り継いで扇沢には14時半に到着。ここまで車で来ている久保田さん以外の2人はこれから帰京方法を考える。普通なら信濃大町に出てあずさで帰るのだが、あずさ回数券が使えないのと、混雑がひどそうなので、たまたま見つけた扇沢15時発長野行のバス(¥2300)+長野新幹線(大宮まで¥6000程度)で帰ることに決定。バスの中で矢野さんにカボチャのおやき、豚まん、ビールをご馳走になる。とても美味しかったです。この後、長野駅17:02発の新幹線に乗り、ここでも通路にザックを置いて座ってビールを飲む。1時間ちょっとで大宮駅に到着し、矢野さんと別れた。

コースタイム
ヒュッテ8:00−休憩×1−9:10 2550m付近夏道との合流地点9:20−9:50一ノ越山荘10:40−11:35東一ノ越12:15−12:35黒部平

(寸田 記)


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