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八幡平 茶臼岳

2003年1月1−3日

メンバー:L.M、H

八幡平スキー場リフト上から1時間弱。薪ストーブやトイレもある茶臼山荘をベースに茶臼岳と屋練岳、スキー場周辺のパウダーを満喫してきました。

2003年1月1日

盛岡駅のバス案内所で1日リフト券と往復バスと温泉がセットになったクーポンを購入後バスでスキー場に向かった。3日分の食料と水がとにかく重い。大きなザックを背負っているのでちょっとしたアップダウンも息が切れ、リフトからは落とされそうになる。スキー場から大黒森までは3回のリフトを乗り継いで30分程度。ここでシールを着ける。大黒森から山荘までは番号標識があり、ゲレンデスキーヤーやボーダーがスノーシューやツボ足で頻繁に入っているのでトレースもしっかりとついており迷うことはない。一時間ほど歩いて茶臼山荘に到着。小屋には地元のご夫婦の先客が大晦日から入っていて、日中何をするでもなく小屋の中で静かに正月を過ごしていた。荷物を下ろして小休止した後、時間がまだあるので茶臼岳に登ることにした。山頂までは小屋から5分程度、ちょうど頂上から山スキーヤー2人が前山方面へのロングバーンを足首位のパウダーで気持ちよさそうに滑って行った。私たちは時間が無いので、小屋の直下の50メートルの斜面を繰り返し滑ることにした。まさにここはプライベートゲレンデ、ひざ上のやや軽めのパウダーを大荷物から解放され身軽になり2回ほど登り返して満喫した。

2003年1月2日

昨晩から風雪が強くなり、視界も悪いので午前中は小屋で薪割りをして時間を過ごす。10:30頃から山形から来たというボーダー19名が入ってきて、にわかに小屋の中が賑やかになる。昼頃天候も回復してきたので5〜6人の山スキーヤーと入れ替わるように出発。小屋番(?)のご夫婦によると、この後さらに20名位の団体のお客さんが来たとの事。

先ほどのボーダーに先に滑られてしまうと美味しいところがすべて無くなってしまいそうなので早々に準備をして、頂上から恵比寿沢を目指して滑る。雪質はちょっと重めの膝下くらいのパウダーで昨日ほど軽くない。下のほうは雪が少ないため、まだ笹が顔を出しており、あまり快適とはいえなかった。急な崖を降りて恵比寿沢沿いの林道へ下りて、スキー場の駐車場へ出る。あっという間の滑走だ。今度は荷物が少ないので40分で山荘に到着。まだ時間があるので、またまたプライベートゲレンデでパウダーを満喫。やはり、今日はここが一番滑りやすかった。

2003年1月3日

風もなく穏やかな最終日。盛岡の街の夜景とオレンジ色の朝焼けが醸し出す見事なコントラストのご来光の中の滑走となる。大きなザックを背負っているので慎重に昨日と同じルートを通ってゲレンデへ。荷物はトイレ裏にデポをした。今日は屋棟岳と一日券があるので時間が許す限り、ゲレンデ周辺を滑ることにする。8:30のオープンを待ってゲレンデ周辺を滑るが昨晩は降雪が無かったのでもう良い斜面は残されておらず面白くない。今度は屋棟岳からスキー場へ滑り込むことにする。途中までトレースがあったので山頂迄30分程度で到着。山頂直下、南東の広い斜面から滑降開始。久々のフェイスショット、雪質も軽めで気持ちが良い。茶臼よりもいい斜面かもしれない!前日に滑らなかったのを後悔した。1200メートル以下は藪こぎと平地のラッセルに時間を取られたが沢沿いのリフト下に到着。

帰りは八幡平観光ホテルの温泉で3日間の煤と汗を流す。バスの出発まで時間がなく露天風呂に入れなかったのは残念だった。

(山荘7:00−ゲレンデ周辺8:30−リフト上11:00−屋棟岳山頂11:30−ゲレンデ下12:30)

(M 記)


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