Last Update : 2004/10/10  戻る

富士山(北面、御庭口)
2003年5月4日-5日
メンバー:武部


5月4日晴れ一時曇り

吉田口に雪が無いのには驚いた。でも、御庭口にはしっかり雪があり、助かった。遊歩道を100m登った休憩所付近でシールを付ける。すぐに樹林帯を抜ける。近くに見えているがなかなか遠い。2800m付近に雪が溶けて島になっているところがあり、その少し上で、もうアイゼンにする。もうかなり雪が堅く、1cm下の雪は、氷になっている所もある。斜度もきつくなってきている。途中すっぽり足が入るくらいのヒビが100m入っているところや、50cmくらいの段差などもあり、滑走時に注意しなければと思いながら登る。時折、雲がやってきては視界がなくなる。でも直に雲が晴れるのでよしとする。大分登ったと思ってもまだまだ時間がかかりそうなので、今日は3300mでUターンとする。
ヒビの辺りは、デコボコがひどいがなんとか滑る。それを過ぎると広大な斜面で快適。今日は御庭口に泊まる。

〔コースタイム〕
御庭口7:40→2350m(シール)8:30→2800mの島11:00/11:30→3300m14:00/14:20→滑走終了(2350m)15:00→御庭口16:00

5月5日晴れのち霧(下部)
今日は上まで登ろうと思いつつ、夜中から車の音で煩わしくあまり眠れず、ちょっと寝坊する。昨日と同じルートなので、考えることはない。時間が昨日より早い分、雪は硬い。初めからスキーアイゼンを付けてシールで登る。2800m付近の島より手前で、スキーを外しアイゼンにする。昨日の最高点からなかなか遠い。山頂へは左に大きく曲がっていくが、一部ほとんど出ているところがあり、途中までピナクル目指してそのまま登り、途中から左にトラバース気味に登り沢を詰める。最後は岸壁になるので、そのわずか手前でスキーを付ける。始めは急で、慎重に滑る。なぜか左はジャンピングターン、右はシュテムターン。3300m辺りで、一旦休憩し、筋力を回復させる。デコボコがひどいところはなんとかごまかして滑る。島の辺りでまた休憩。上部は滑ってきたところが見える。下部はガスで樹林帯は見えない。快適な斜面はあとわずか。2回目なので、迷うことなく滑走終点へ。

〔コースタイム〕
御庭口5:40→2500mの島8:00/8:40→3300m11:45→3500m1:30/2:00→3600m2:30/3:00→滑走終了(2350m)4:00/4:15→御庭口4:30

武部記

 


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