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立山
2003年5月3日-5日
メンバー:作野他5名

5月3日(快晴)御山谷
昨夜東京を出発し、関越道、上信越道を走り、姨捨SAで仮眠。朝7時頃扇沢に着く。そこで、高野さんに会った。高野さんは梅原さん、矢野さん、久保田さんの4人で入山とのこと。
7時半のケーブルカーで入山。やはりゴールデンウィークの時は人が多い。途中大観望で写真を撮る。素晴らしい天気で気持ちいい。室堂に9時過ぎ到着。準備をして一の越に向かう。
今日は親戚の高校教師OB夫婦、その教え子夫婦と我々夫婦の3夫婦の山行である。私の女房は山スキーは八甲田山しか行ったことがなく、歩くのに慣れていない。もちろんシールはないので、スキーと靴は私が担いだ。久しぶりの23kgのザックで一の越までたどり着くのが精一杯。かなりくたびれた。一の越には「下まで滑れません。」との立て札が立っていた。今年はこの時期で雪が少ないのだなと実感した。
一の越から槍が岳、穂高岳、黒部の山々がよく見えた。充分休んで、御山谷に滑り込む。前にも来た事があるが、気持ちいい滑降である。あの三浦敬三さんが毎年来るのもわかる気がする。大岩まで、一気にすべり昼食とする。大休止をしていると、矢野さんが現れた。一の越で我々が滑り出すのを見ていたそうである。矢野さんは我々より少し下まで滑っていった。やはり矢野さんは強い。我々が登り始めてすぐ追いつかれた。彼はもう一本滑るといって途中で別れた。
一の越で小休止後、みくりが池温泉に向けて一気に滑り降りた。最初は浄土沢の方にトラバースした。浄土沢のすべりがまた楽しかった。途中から登山道に合流すると長い長い斜滑降が疲れた足を鞭打ち、必死にみくりが池温泉のビール目指してスキーを漕いだ。


〔コースタイム〕室堂9:30→一の越11:10/11:40→大岩11:55/12:35→2580m地点13:10/13:15→一の越13:37/14:15→みくりが池温泉15:01

5月4日(晴)雷鳥沢
今日もいい天気である。雷鳥沢を滑るべく7:15みくりが池温泉を出発する。雷鳥荘に行く途中で少し雪が切れているところがあった。雷鳥沢はスキーを引っ張ってアイゼンで歩く。今日は女房のスキーは自分で担いでもらう。お陰で肩の荷は18kgとなり少しラクである。大日岳の雪庇は少し少ないように見える。雄山の山崎カールはしっかりと雪が付いている。
別山乗越に至る最後の稜線に着く前は急斜面である。若いスキーヤーが急いで登ろうとして滑落し十数メートル滑り落ちるハプニングもあった。我々のご婦人方は慎重にゆっくりと登る。小屋について高野さんに会った。矢野さんはもう剣沢に滑って行ってしまったとか。いやはや強い人である。我々はここで止め。剣を背景に写真を撮り昼食。 いよいよ滑降である。薄雲が出てきている。すこし、ガレ場をくだりスキーを付ける。ご婦人にとっては結構な斜度である。慎重に下る。少しして、雷鳥沢から左手の尾根に回りこむ。人はいない。絶好のスロープが延々と続く。快適なザラメを雷鳥平に向け一気に滑った。爽快。
雷鳥平から疲れた体に鞭打ち登りに入るが、ご婦人たちはロープ塔の魔力に負けた。しかし、結果は歩きの方が早かった。また、急斜面のロープ塔は結構きつかったようだ。
みくりが池温泉でビールで乾杯。あとは温泉。



〔コースタイム〕みくりが池温泉7:15→雷鳥平7:50/8:15→2350m地点9:15/9:20→2490m地点9:40/9:45→2620m地点10:35/10:45→別山乗越11:35/12:45→雷鳥平13:20/13:30→みくりが池温泉14:50
作野記

 


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