Last Update : 2004/09/9  戻る

八甲田山
2004年5月1日-3日
メンバー:作野他5名

5月1日(土)天候:快晴 八甲田温泉コース
昨日午後5時半高島平を出発。東北道をひた走り、午後9時半仙台の健康ランド「テルブ」着。そこで仮眠。本日午前5時半そこを出て、10:00頃八甲田ロープウエー駐車場に着いた。以外に空いていて中心部分に駐車できた。
今日は疲れているので、登りのない八甲田温泉コースを滑ることにする。頂上駅11:00出発。岩木山が綺麗に見える絶好の山スキー日和である。田茂萢岳で360度の展望を楽しむ。陸奥湾もよく見える。雪も快適なザラメで、赤倉岳との分岐から八甲田温泉コースに入る。ここからは樹林帯を抜けるトラバース。あまり面白くはない。少し開けたところで2,3回転楽しむが、またすぐ樹林帯。1232mのピークからの一滑りは楽しそうであったが、奥さん方の体力を考えてここは諦め、コース通りに行く。案内標識はしっかりついており、ぶなの疎林は斜度もゆるく足慣らしには適当である。1130m付近で大休止。昼食とする。あとは、八甲田温泉目指し忠実に標識をたどると温泉入り口に着いた。

〔コースタイム〕
ロープウエー頂上駅11:00→1130m 11:45/12:40→八甲田温泉13:20
   
5月2日(日)天候:晴れのち曇り 箒場岱コース
青森市内に泊まったので、そこを7:00の出発。ロープウエー山麓駅に8:00前に到着。朝食をして始発8:40に乗る。今日は天気が下り坂か昨日より雲が多い。支度を整え、9:20頂上駅を出発した。今日は赤倉岳からのコースを止め、大岳から小岳の裾をまいて箒場岱コースに入ることにした。寒水沢でシールをつけて、大岳ヒュッテに向かう。連休なのにパーティが少ない。高曇りになってきた。大岳ヒュッテ手前の小さな沢は大きく落ち込んでいて少し水音が聞こえた。このようなことは初めてである。やはり雪が少ないのか?大岳の頂上部は冠雪していないが近くまでシール登行ができた。シールを外してふと空を見ると雲が虹色に輝きだした。大岳頂上に来るとそれが広がって虹のように(まるくではなく直線状であるが)美しくなってきた。後で調べてみたら“虹雲”又は“彩雲”というもので大変珍しいとのこと。地元の新聞にも何十年ぶりに虹雲が見られたと出たそうな。



大岳からはその虹雲をバックに小岳の鞍部までの大斜面を気持ちよく滑った。下まで来てわかったが、大岳の井戸岳よりの頂上より小岳麓の台地状のところを目指せば一直線に大斜面を滑ることが出来たのに残念であった。ここが一番すばらしい斜面である。次の機会に滑ろう。
1055m付近で大休止。昼食とする。後は、標識に沿ってひたすら滑るのみ。箒場岱まで雪が付いていた。シャトルバスで八甲田温泉まで行き、立ち寄り湯をして、弘前に向かった。今日は、津軽三味線を「山唄」で楽しんだ。つい最近主宰者の山田千里さんが亡くなったせいか以前来た時に出ていた人は出ていなくて、何か迫力も落ちてきたように感じたのは私だけだったのか?代行(約15000円)を頼んで青森の宿舎に帰った。

〔コースタイム〕
頂上駅9:20→1305m 10:22/10:30→大岳ヒュッテ 10:53→大岳山頂11:49/1200→1055m 12:30/13:30→箒場岱14:10

5月3日(月)曇り時々霧雨 八甲田温泉コース
今日は、岩木山に行く予定であったが、天気が明らかに悪くなることが予想されたので、岩木山の下部で雨の中歩くのは嫌だとのことでまたまた八甲田温泉コースを滑ってしまった。頂上駅9:01発、赤倉の斜面にちょっと(ガスが降りている限界)登ってその開けたところを滑ったのが一昨日との相違である。八甲田温泉口11:00着。
今日は「ぶなこ」に早々と行き露天風呂を満喫。元気なおばさんと無口なおじさんが山菜づくしと、おやじさんが作ったすばらしいビデオを見ながら地酒を堪能した。ここは時間が止まっているようなのんびりしたいい宿です。

作野記

 


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