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蓬沢
2005年4月17日
メンバー L.西川、他5名

4月17日(日)快晴後雨
以前といっても19年前だが、蓬沢の記録を見ると土樽駅から稜線まで5時間40分かかっている。この時はビネッサ2000のばねが飛び出すトラブルで1時間近く費やしたのだが、それを引いても4時間40分。標高差は850mしかないのにこんなにかかるのだろうか。果たして今回も稜線の100m下まで4時間10分。足並みや雪の状態もあるが、前半は傾斜の緩い沢が延々と続き、後半の尾根は下部が狭くやはり時間がかかるようだ。
 土樽駅から林道を関越道PAの横の橋まで車で入りシールを着けて出発する。途中雪が切れ二回スキーを脱いだ。沢の中をずっと歩き続ける。 初山スキーの上島さんも快調。賀来さんはマイペースだが長谷川さんがサポートしている。天気は快晴で暑いぐらい。ようやく夏道の尾根が見えてくる。尾根の下部は狭く少し登りづらい。賀来さんはつぼ足に替えた。左の尾根が広く登りやすそうに見えるが、取り付きの沢を渡るのが要注意か?
 このペースでは時間的に稜線は無理なので、1250mで賀来さんは待ってもらい、もう一登りして森林限界を越えて稜線の下100m見晴らしもよく、ここまでにした。尾根は上部は広く滑りやすい。下部は狭いので1250mより左の蓬沢本流に滑りこんだが、下部は急でうまく沢に出られる所は限られている。相前後していた二人パーティはル−トが悪く苦労したようだ。
 沢に出ると快適でどんどん下っていくが、今日は一日快晴と思っていたら意外にも雨が落ちてきた。たいした降りにはならなくて幸いだった。
〔今回初山スキーの上島さんの感想〕
 この度、初めて山スキーに参加させていただきました。やはり緊張していたせいか,東京駅発の上越新幹線を乗り間違え,集合時間を10分遅れてしまい、最初から先行き不安なスタートとなりました。
 土樽から蓬沢のルートの最初は沢沿いをつめていきます。高度900mまでは緩やかな登りで,快適なシール走行ができました。しかし1000m付近からは沢から外れ尾根登りに入ると急斜面となりスキー板が滑り,登り難く,皆さんから遅れぎみになっていましました。
 高度1200mあたりで時間となりシールを外し,滑走をはじめました。滑り始めは足が疲れて踏ん張りきれず途中、転んでしましましたが、段々と体も慣れ沢沿いまで快適でした。ゲレンデとは異なり周りの風景や雪質が常に変化していくためかなり緊張しました。そのため滑り終えた時は緊張からの開放感がなんとも言えませんでした。
 初めての山スキーでパーティの皆さんにはご迷惑をおかけしましたが山スキーの醍醐味を僅かですが感じることができました。ありがとうございました。(今後は登りでバテないように精進します。)
 今後ともよろしくお願い申し上げます。
〔コースタイム〕
蓬沢600m 9:10 -> 740m 10:06/10:19 -> 900m 11:09/11:22 -> 夏道の尾根 1130m 12:20/12:35 -> 稜線直下1350m 13:22/13:45 -> 600m 15:00
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西川記
 


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