Last Update : 2005/6/26  戻る

八甲田山・岩木山
2005年5月1日−3日

メンバー:作野他5名

4月30日午前7:00新高島平を出発。東北道をひた走り、午後2時半頃弘前に着く。今日は、桜見物を決め込み、弘前城へ。今年は久しぶりに桜が連休に満開になるとか。今日はソメイヨシノがほぼ八分咲き、枝垂桜がまだ3分から4分の咲き。枝垂桜は満開になりライトアップされるとおどろおどろしく凄さがあるが、まだ蕾が多いので少し物足りない。しかし、桜を見る人は多く、城内は大盛況。

5月1日 天候:もやがかった快晴
明日行く岩木山がうっすらと見える。一番のロープウェーに乗り、田茂萢からの急斜面をおり、寒水沢から大岳へシール登行。明日の天候は芳しくないとの予報なので、はるばるここまで来て短いコースでは物足りないということになり、最長の箒場岱コースに変更。大岳頂上から360度の展望を楽しんだ後、大斜面滑降は快適。大岳、井戸岳、小岳、高田大岳、雛岳に囲まれた景色の良い場所を選んで大休止。昼食を楽しんだ後、大岳直下、台地の中央突破を目指すが、台地末端(標高1200m地点)の急斜面を女性陣がこなせないと判断。安全第一、高田大岳の裾野側に迂回する。後は標識に従った林間のなだらかなコース。雪は十分多く、箒場岱バス停で30-40cmあった。
〔コースタイム〕
ロープウェー頂上駅9:00→田茂萢9:10→寒水沢9:20/9:40→1325m10:06/10:15→頂上手前雪消え点1570m11:05/11:35→大岳頂上11:40/12:00→大休止1265m12:24/13:30→箒場岱14:20

5月2日 天候:快晴
前日青森に泊まったので、スカイライン八合目着が昼になってしまった。今日は弥生コースの予定であったが、時間がなくなってしまった。幸い、今年は雪が豊富で百沢コースも滑れるとのこと。そこで、歩きも10分足らずの鳥海山山頂から滑れる百沢コースに変更。これが大当たり。山頂からは白神山地、八甲田山、陸奥湾が美しい。
山頂から焼け止まり避難小屋までの大斜面は表面のフィルムクラストが溶けて最も滑りやすいザラメ。標高差1200mの豪快な滑りと素晴らしい景色を堪能。今年は雪が多く、スキー場下部で2回スキーを脱いだだけでスキー場駐車場まで滑れた。快適滑降でした。まわりの山々は、芽吹きの萌黄色、常緑樹の緑、山桜の桃色、こぶしの白がうまくちりばめられたなんともいえない東北の春らしさを表現していた。
〔コースタイム〕
リフト最終地点12:15→鳥海山12:30/12:45→スキー場上部13:17→スキー場下部13:55

5月3日 天候:快晴
今まで滑ったことがない長平コース。リフト終点から御倉石を左に折れ、約30分歩いて滑降開始点につく。滑降開始点から西法寺森鞍部への北面の急斜面はクラストした少し硬い雪質であった。鞍部から西法寺森へ少し登り返すとスキー場が見えた。その先には日本海が広がっていた。雪は緩み、滑る人が多いので、雪面はゲレンデ並みに荒れていた。このコースは長いが斜面は豪快とまでは言えず、また鯵ヶ沢スキー場のゴンドラ上部まですぐ近くで、山スキーとしては少し物足りなかった。しかし、日本海に滑り込む爽快感は格別であった。
〔コースタイム〕
リフト最終地点10:25→滑り出し1440m10:49/11:00→西法寺森11:17/11:20→鯵ヶ沢スキー場11:53



作野記

 


山スキー同志会のホームページへ