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平標山
2006年2月19日

メンバー:L.西川、梅原、斉藤(綾)

最近の平標山の記録はヤカイ沢ばかりである。しかし、ヤカイ沢は雪が安定している時に滑るのはともかく、登路としても妥当なのだろうか。いかにも直線的、短絡的で、山の弱点を突く登り方ではないように思える。私は従来は夏道の一本左の尾根を登っていた。そこで、今回の一つの目的は、このルートの妥当性を検証することである。
結論として、この尾根は極限の滑りを求める人には向かないが、幅もあり、ある程度傾斜もあり、木も密でも疎でもなく、登りにも滑りにもそう悪くはないと思う。平標山の南西面は全体的に急な所はないので、好きなようにルートを取れるが、林道を外れて他のルートを取ると、木の密度が問題で、うまくルートを取らないと煩わしくないだろうか。
銘々、朝の新幹線に乗り、越後湯沢で集合して路線バスに乗った。火打峠で下車し、小学校の前で準備し出発。林道の除雪はじきになくなり、最初はトレースに従い斜面をトラバースし、橋を渡ると平らになる。やはりトレースは左にヤカイ沢方面に入ったりで、林道がS字状に曲がっているあたりでなくなった。広く緩やかなので、ルートに大きな間違いはないが、正確な位置はわかりにくく、しばらく進んで目指す尾根に取り付いた。尾根はやや急で、天気もよいため雪は重い。梅原さんは取り付けシールの調子が悪く貼り付けに替えた。暑くて春スキーのようだ。下りは苦労しそう。
国境稜線に出ると、緩いが頂上までは長い。部分的には氷になっている所もある。頂上は二十人ほどはいた。天気はよく周囲の山全てが見え、気分がよい。
今日の天気なら新雪雪崩の心配はないので、ヤカイ沢も覗いてみたが、かげってきて堅そうなので往路を戻ることにする。ヤカイ沢と隔てる尾根との間の沢はデブリがあったので尾根を滑る。上部でウサギが走るのを見た。重く滑り易い雪ではないが、どんどん高度を下げる。尾根を終わると登路の林道に合流し、火打峠に戻った。今回は何より天気がよいのが幸いだった。
〔コースタイム〕
火打峠 9:25 -> 林道のS字を過ぎた1170m 10:27/10:41 -> 夏道の一本左の尾根1570m 11:50/12:05 -> 国境稜線1770mm 12:36/12:44 ->平標山1984m 13:20/13:45 -> 火打峠 14:40

























西川記

 


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