Last Update : 2006/4/12  戻る

小遠見山
2006年4月1日(土) 快晴

メンバー:菅沼

東京発の新幹線を利用して日帰りで小遠見山へ登ってきた。2年前と同様、晴天に恵まれ、絶好のスキーハイキングになった。今年は積雪が多く気温も低めで多少の期待を持って出かけたのだが根子岳のようには。。。。

朝7時過ぎの新幹線に乗り、長野駅から連絡バスで白馬47スキー場に着いた。4月になりシーズンオフのためか全部込みで8800円だ。2年前に来ているので要領よくバスに乗り、ゴンドラに乗り、ゴンドラからリフト2本を乗り継いでアルプス平へ登る。あと1本のリフトで地蔵の頭直下に着いた。正面の急な斜面へは登らずに左から回り込んで地蔵の頭の先のコルまで進む。ここから山中で注意書きがやたらと目立つ。腹ごしらえをしているとヘルメットをかぶった3人のパーティーが早いペースで急斜面を登って行く。テントが2張ある。ここにテントを張ってゆっくりできたら最高だろう。11時半、いよいよ小遠見山へ向かいシールで登りだす。2年前は全部ツボ足だったことは全然覚えていなかった。

大勢が登っていているのだが、つぼ足とシールどちらが多いか良く分からない。無風状態で天気がよくやたら暑い。ただアルプスの稜線は春霞みのせいか山々はあまりよく見えない。面倒なので日焼け止めは塗らなかったが塗っとけば良かった。3ケ所ほど小さなコブの急斜面を乗り越すが、少し狭く急なので2ケ所でトラーゲンする。あとはアイスバーン状になっている広い尾根を小遠見山まで登る。山頂着12時45分。ここでは風が強く吹き気温も上がっていないようで寒い。登りだしの暑さが嘘のようだ。2007メートルの小遠見山からの展望は雄大で目の前の五竜、鹿島槍が良く見える。白岳はとても急そうだった。アルプスに来て良かったと思える瞬間だ。寒くて一人でいつまでもいる気にならないので休みもそこそこ、一服しただけで50分には滑降を開始する。最初のコブまでは緩斜面なのでソコソコ滑れたが、コブの回り込みに苦労した。何とかスキーをはずさないで滑って下ったが、2つ目のコブから北側にたくさんのシュプールが下っている。良く滑るルートになっているようだった。僕は登りと同じルートを滑るだけだ。この下の狭い急斜面で大転倒をしてしまい、かぶっていた大切な帽子が谷底へ落ちてしまった。残念。2月の菅平と打って変わってぜんぜんスキーにならない。最後の斜面は斜滑降キックターンでごまかす。一見良く見える雪質だが、結構最悪の雪質でやっとのことで13時15分出発地点のコルに下れた。

ここは山中の天国で無風快晴、展望も雄大だ。山頂で休めなかった分も合わせ休む。ここで下山報告のメールを打つ。ゲレンデは大変滑りやすく、いつもはパスするゲレンデを何度か滑る。五竜に下ると温泉があるのだが、湯上りにスキーで戻るのは大変なので我慢する。スキー場からは連絡バスで長野に戻った。

菅沼記

 


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