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ベルナーオーバーラント4000m
メンヒ、フィーシャーホルン、ユングフラウ、フィンスターアールホルン

2006年8月17日(木)〜8月29日(火)
メンバー 西川 克之、ブルーノ・ブラント(現地ガイド グリンデルワルトスポーツ)

16年ぶりのヨーロッパ・アルプス。なぜ16年も経ったのか。下の子も小学校に入り、そろそろと思っていたら、世の中よくできたもので、今度は親が相次いで倒れる。それが一段落していよいよと考えていたら、今度は自分が平地でテニスで肉離れしてしまい、また長引く。
航空券はJ社のサイトで、鉄道パスはJ社の店で購入、ホテルとガイドはeメールで予約。今まで行ったことのないベルナーオーバーラントに、グリンデルワルトはガイド料金も高いので、まとめて行くことにする。山中5泊6日、最後は下山日だが、5日連続4000Mにアタックのかなり相当非常にタフな計画。
何より天気そして山のコンディションが問題だが、出発前に見た限りではよさそうに思えない。現地に着いてからも毎日冴えない天気、難しい気がした。よく写真で見る山のピークはほとんど見えなかった。ところが実際に山に入ると好天が続き、計画した全てではないが、順調にピークを稼ぐことが出来た。メンヒ、フィーシャーホルン、ユングフラウ、フィンスターアールホルンの4000m4座とグリュネックホルン、ハイキングでファウルホルンの6山。
今回は氷河歩きが長く、気合を入れてクレバスを跳び越えること数知れず。昔クレバスがこんなに大変だったことはないのだが。ルートや時期やその時の状況の違いだけでなく、氷河がものすごい勢いで溶けているのは確かなようだ。


8月17日(木)曇
ルフトハンザLH0711で成田発。九十九里浜上空で、海上に全円の虹が見え、その中に機影が写っていた。フランクフルトでLH3732に乗り換え、チューリッヒ着。鉄道で夜9時前、予定通りグリンデルワルトに着いた。雨の中、ホテルベルビューBellevue着。Eメールで予約していたのだが、一夜かときかれる。予約してもしていなくても関係ないようだ。

8月18日(金)曇
ベルビューは、戦前より日本人登山家の定宿として知られていたそうだが、特に興味はない。安いので予約した。しかし、なんとも不便なホテルでそれも考えものだった。というのは、ベルビューは1階がレストランで、午後5-11時は営業して開いている。2階がホテルの入り口で、客室はあるが、フロントはない。2階から1階へは通行できない。つまり、日中に客がホテルの人にコンタクトしようとしても、取り付くしまがない。
では、チェックアウトはどうするのか?
部屋のInformationを見ると、支払いは前日の夜までに済ませてくださいとある。キーは?
気が付くと、2階の入り口の脇の灰皿になっている植木鉢のかげにキーが置いてある。建物の外の誰でもすーっとやって来て持って行ける所にである。うーん。皆さんこうやってチェックアウトされてるんですか。
午前はグリンデルワルトスポーツに行って予約と装備の確認。といってもたいしたことはなかった。お姉さんはアイゼンに雪よけプレートがついているかだけは見た。おそらく温暖化で必須装備になったのだろう。ガイドはブルーノ・ブラントBruno Brand。
午後はグローセシャイデックGrosseScheideggからフィルストFirstまでの軽いハイキング。結局、下界からアイガーとメンヒの頂上が見えたのはこの日だけだった。北にみえるシュバルツホルンSchwarzhorn 2928m はなかなか立派な山と思えば、岩のルートもあるようだ。

8月19日(土)曇
シーニゲプラッテSchynigePlatteからファウルホルンFaulhorn 2681m を経てフィルストまでの長いハイキング。
シーニゲプラッテは好天なら、ユングフラウ三山が並んで見える展望ポイントなのだが、さっぱり見えない。先も長いのでどんどん進んだ。ローシャーホルンLoucherhornhornの山腹を過ぎて、エッグEggの峠に出ると前方に岩山、どこを行くのだろうか。左をトラバースして延々と迂回。ファウルホルンの頂上でもブリエンツ湖は見えるが、山は見えない。
〔コースタイム〕
シーニゲプラッテ 10:30 エッグ 11:43 ウェーバーヒュッテ 12:23 ファウルホルン 13:31/13:43 フィルスト 15:25

8月20日(日)曇一時雨
グリンデルワルトスポーツのお薦めに従って、2000mのクライネシャイデックKleineScheideggに泊まることにしていた。問題は日中どうするか、できれば軽装でハイキングに行ってから、登山の装備に替えて宿に行きたいが、ベルビューは人がいなくなるのでそれは難しい。結局、天気も悪いので、乗り物で時間をつぶした。クライネシャイデックのレストラン グリンデルワルトブリックは二段ベッドの相部屋で二食付59CHFで割安。部屋に通されて一人だけとよろこんだが、部屋に私一人ではなく、他に泊まり客はいなかったようだ。

8月21日(月)快晴 メンヒ Moench 4099m 一般ルート南東稜
クライネシャイデックで登山電車に乗りユングフラウヨッホJungfraujochへ。ガイドとはヨッホのカフェバーで待ち合わせになっていたが、登山の格好でザイルを持っている人は一人しかいないので、すぐ分かる。フィーシャーホルンFiescherhornは雪が多いそうで、ヨッホのどこかにおいてあるスノーシューを持っていく。下界ではぐずついた天気だったのに、ヨッホのトンネルを抜けると意外にも雪原に陽光が降り注ぐ。
メンヒスヨッホヒュッテMoenchsjochhuetteの直前で左に曲がり、少し登ってメンヒ南稜の取り付き点でアンザイレンして登山開始。私は八の字結び。岩と雪が交互に現れるが、すごいスピードで昇り、はあはあ息が切れる。確保用のポールのある中間点、南東稜との合流点か、で一休み、ペースをきかれたので、a little bit slow にした。登山者は多い。雪の急斜面が終わりナイフエッジの雪稜をたどってメンヒ頂上。快晴ですばらしい展望、西はモンブランから南にヴァリス・アルプス東はピッツ・ベルニナまで見える。往路を戻ってメンヒスヨッホヒュッテに着く。
夕食時、隣の人は山を登るようには思われない。西部劇の保安官ではないか、と思えばやはり、山小屋をまわってライブショーをしていたのだ。
〔コースタイム〕
ユングフラウヨッホ 10:30 メンヒ南稜取り付き点 11:08 中間点 11:56 メンヒ 12:33/12:55 メンヒスヨッホヒュッテ 14:15

8月22日(火)朝吹雪のち快晴 フィーシャーホルン Fiescherhorn 4049m 北西稜
4時朝食。昔はパンとティーだけだったが、今はさらにヨーグルトと干し麦(?)が付くようだ。夜半からすごい風で朝になってもおさまらないが、ガイドはTryと言う。6時前ともかく身支度して外に出ると、風だけでなく雪も舞っているので、すぐに戻り、また部屋で寝る。7時半ごろガイドが天気が回復したと起こしに来た。スノーシューを着けて出発。
フィーシャーホルンの一般ルートはエーヴィヒシュネーフェルトEwigschneefaeldからフィーシャーザッテルFieschersattelヘ上がるのだが、グリンデルワルトスポーツのツアーは北西稜フィーシャーグラートFieschergratを行くようだ。最後でフィーシャーホルン北壁の最上部に出、50度の雪壁がこのルートのハイライト。グリンデルワルトスポーツの歌い文句は「a little impression of what a nord-face-climb could be like!」確かにこちらのルートの方が一般ルートよりinterestingだし、それほど難しくもない。
その通りにエーヴィヒシュネーフェルトをしばらく下り、ヴァルヒャーホルンWalcherhornの下あたりから左の北西稜フィーシャーグラートに上がる。稜は広いが雪は固くなり、スノーシューに刃は着いているが、少々心もとない。3613mのプラトーにスノーシューをデポ、正面の雪壁を登るとまたプラトーだが、その後、狭くなった岩混じりの稜を登り、いよいよ50度の雪壁をステップを切って登る。最後は岩と雪のミックスを一登りでグロース・フィーシャーホルン頂上。この先ヒンター・フィーシャーホルンHinterFiescherhornに行ってフィーシャーザッテルから降りれればよいのだが、デポしているため、帰りはまた同じルートになり、グロース・フィーシャーホルンを二度登るのは大変なので、ヒンター・フィーシャーホルンは省略。今日も快晴で、またアルプス全山が見える。帰りは好天でエーヴィヒシュネーフェルトの登り返しがとても暑かった。
〔コースタイム〕
メンヒスヨッホヒュッテ 8:05 Fieschergart(北西稜) 3613p 9:25 グロースフィーシャーホルン 11:07/11:28 Fieschergart(北西稜) 3613p 12:28 メンヒスヨッホヒュッテ 14:15

8月23日(水)快晴 ユングフラウ Jungfrau 4158m 一般ルート
メンヒスヨッホヒュッテを出発し、一旦ユングフラウヨッホによってスノーシューを戻してから、ユングフラウフィルンJungfraufirnを下る。ロートタールホルンRottalhorn東北東稜は台形状の尾根で崖ばかり、どこから取り付くのだろうか。末端に雨量計が見えるが、まさかあそことおもったらそうだった。クレバスの間の氷の露出した急斜面を登り、尾根に取り付く。岩と雪のミックスを左にトラバース気味に登り広く緩やかな尾根上に出る。天気がよく暖かい。
ロートタールザッテルRottalsattelの下をトラバースすると、昔の一般ルートを登ってくるパーティがいた。雪壁を登りザッテルに出ると日影で風が通り今度は寒い。左にトラバースし確保用のポールのある急斜面を登ってユングフラウ頂上。本日登ったのは5パーティで我々がトップのようだ。2パーティ追い越し、1パーティ降りですれ違い、1パーティは昔の一般ルートから。今日もまたまた快晴で、モンブランからピッツ・ベルニナまで昨日とは少し角度が違って見える。フィーシャーホルンではアレッチホルンの影で見えなかったヴァイスホルンもよく見える。
ロートタールホルン東北東稜を降り、取り付き点から東にトラバースしてからユングフラウフィルンを延々と下る。天気がよいと氷河上はものすごく暑い。コンコルディアプラトーKonkordiaplatoではクレバスが多く、小さいのはまたいで、大きいのは気合を入れて飛び越える。両側がクレバスで細い通路が何メートルも続いている。そろそろと歩いたのでは、怖くてそれこそ落ちそう、そうだ、あそことあそことあそこに足を置いて跳べばいいんだ。これぞ秘術クレバス三段跳び。クレバスが終わると今度は氷河上を川が流れている。これも大きいのは跳ばねば。
やっとコンコルディアヒュッテKonkordiahuetteの下に着く。ヒュッテは100mの荒涼とした崖の上。しかし本来はそうではなかった。150年前、ヒュッテが出来た時は氷河と同じ高さだった。150年に100mも氷河が溶けたのだ。鉄の階段を登ると随所に、19xx年には氷河はこの高さまであったと書いてある。
ヒュッテはわりと空いていた。二段ベットで定員12名の部屋に4人ぐらいか。あれ、今来られた方は日本人のようだ。なんと明日はグリュンホルンGruenhornだそうだ。そのガイド氏は日本語を少し話せるよう。夕食はライスがメインだった。「Special dinner for you!」
〔コースタイム〕
メンヒスヨッホヒュッテ 5:20 ロートタールザッテル 7:20 ユングフラウ 9:09/9:53 ロートタールザッテル 10:23 ロートタールホルン東北東稜取り付き 11:10 コンコルディアヒュッテ 14:15

8月24日(木)曇り一時雪 グリュネックホルン Gruenegghorn 3860m まで 一般ルート
ブルーノによれば、今日は悪天、雨・雪と雷。最悪の場合は、次の小屋に移動するだけ。
グリュンホルンに登るのは我々日本人だけのようだ。つまり私ともう一人の日本人氏とそれぞれのガイド。同時に出発する。鉄階段を降り、アンザイレンしグリュネックフィルンGrueneggfirnを歩き出す。クレバスは少ないが、まだ暗く氷は固い。一時間ほど3000m付近、左に氷河が続くところでアイゼンを着け、左に曲がる。ここまではほぼ同じペースだったが、ここからは傾斜が出てきて、彼らは中央より、我々は左よりに登って見えなくなり、再び見えた時には我々は彼らのかなり前になっていた。
クレバスを避け、3500mの雪のつながっているところでグリュネックホルン南西稜へ出る。雲が下がってきて上部は見えない。幅の広い雪の尾根を登る。狭く雪と岩のミックスになりしばらくたどるとグリュネックホルン。天気も心配なのでここまでにする。ガイドはTryしてもよさそうな口ぶりだったが、実は4日目ともなり内心いささか疲れを感じていた。山を降りても、その後次ぎの小屋までがクレバスを越えたりで長いこと、また明日もタフな登山があること、等々を考えて疲れる前に打ち切ることにした。3500mの稜の下降点に戻っても、彼らの姿はまったく見えない。どうしたのだろうか。
小雨の中、グリュンホルンリュッケGruenhornlueckeを越え、フィーシャー氷河Fieschergletscherを下る。ここもクレバスがやたら多い。フィンスターアールホルンヒュッテへFinsteraarhornhuetteはコンコルディアヒュッテほどではないが、やはり氷河より上の崖にあって一登り。
午後1時ごろには雪が降ってきたが、長くは続かなかった。天気は予報ほどに悪くはなかったようだ。フィンスターアールホルンヒュッテは新しく大きく立派。電気はセンサーで点灯する。洗面室もあって水もいくらか出るので体を拭いて少しすっきりした。部屋も奥に向かって細長く中央が通路で両側の縦に二段ベットが三つずつ続く作りなので、肩を並べての雑魚寝ではない。しかし、この日は客は我々二名のみだった。小屋番もHeinz von Weissenfluh氏とChristineさんだけ。
〔コースタイム〕
コンコルディアヒュッテ 4:48 グリュンホルン南西稜 3500m 7:15 グリュネックホルン 8:30 グリュンホルン南西稜 3500m 9:30 フィンステルアールホルンヒュッテ 12:20

8月25日(金)快晴 フィンスターアールホルンFinsteraarhorn 4274m 一般ルート南西面から北西稜
ついに最後の本命の山。これを登れば満足できる結果を得て無事日本に帰れそうだ。星も見え快晴。小屋でアンザイレンし出発。まず小屋裏の岩場。ペンキで印が付いている。北アルプスの登山道ぐらいの感じ。3231pを過ぎ3300mあたりで岩場は終わってアイゼンを付け、南西面の雪の斜面を登る。南西稜のフリューシュツックスプラッツFruehstuecksplatz 3616mの手前のクレバスを避け、稜の北側に移る。ここでもクレバスを跳び、また雪面を登り、フギザッテルHugisattel。ここからの北西稜の登りは、始めは稜の右側を行く。岩の上にサクサクとした雪が10〜20cm載っていて、アイゼンもピッケルもきかないので注意して登る。やがて稜をたどるようになり、岩と雪のミックスを登る。
頂上は十字架があり、「SOLIDEOHONOR」と書いてある。またも快晴でモンブランからピッツ・ベルニナまでの大展望を楽しむ。これまでそれぞれの頂上で位置と角度が少しずつ違うので見え方も少しずつ違う。上空でスイス空軍の戦闘機4機が演習している。名残惜しいが下山開始。フリューシュツックスプラッツで大休止。デジカメのバッテリーがなくなっていたが、日向で温めたら頂上部を一枚撮れた。
小屋に戻ると、昨日の日本人氏のガイドがいる。あれ、どうして?グリュンホルンの後はコンコルディアヒュッテにまた泊まり、フィーシュに下山と聞いていたのに。後で本人にきくと、下山は止めて今日フィンスターアールホルンヒュッテに移動してきたそうだ。
今日も客は我々4名のみ。それを考慮したのか、夕食のメインはライス料理だった。
〔コースタイム〕
フィンスターアールホルンヒュッテ 4:54 小屋裏の岩場の終わり3300m 5:37 フリューシュツックスプラッツ 3616m 6:36/6:42 フギザッテル 4088m 8:13/8:17 フィンスターアールホルン 9:14/9:44 フリューシュツックスプラッツ 11:25/12:10 フィンスターアールホルンヒュッテ 13:20

8月26日(土)快晴 オーバーアール湖へ下山
フィーシャー氷河をそのままフィーシュに下る新ルートがあり、オーバーアール湖より少し短いそうだ。しかし眺めはオーバーアール湖がよい。そこで悪天ならフィーシュ、好天ならオーバーアール湖の予定にしていたが、文句ない快晴。ブルーノが言う。「We are lucky boys.」天気予報は3日晴天3日悪天だったが、実際には5日Beautiful daysだったからだ。^
下山する我々だけなので、朝食は5時。4名同時に出発する。初めはしばらく小屋から岩場の道をトラバースしてからフィーシャー氷河におりる。ここもクレバスが多く、しょっちゅう飛んだり跳ねたり。ゲムスリュッケGemslueckeは雪がないので通らず、フィーシャー氷河からシュツゥーダー氷河Studergletscherへと山を迂回して行く。移動するにつれフィーシュへの狭い谷間から、ヴァリスの山、ヴァイスホルンやマッターホルンが見え隠れする。シュツゥーダー氷河3000mからのフィンスターアールホルンは写真でよくみる北面からの優美な姿と打って変わって鋭い三角錐がとても立派。この辺でさすがに足に疲れを感じてきたので、注意して歩く。
オーバーアールヨッホヒュッテOberaarjochhuetteで大休止。ここで日本人氏と別れる。オーバーアール氷河Oberaargletscherの降りは両側に山、正面に氷河の先に湖の作ったような風景。オーバーアール湖Oberaarseeは多分人造湖だから本当に作ったものなのだ。またここもクレバスが多くうんざり。ようやくオーバーアール湖北岸のハイキング道になり、堰堤に呼んであったタクシーでマイリンゲンMeiringenに出て、駅前の店で乾杯。電車でグリンデルワルトに戻り、ブルーノの家はグリンデルワルトから車で2時間なので、ここで彼と別れた。
〔コースタイム〕
フィンスターアールホルンヒュッテ 5:52 ゲムスリュッケは通らず、フィーシャー氷河〜シュツゥーダー氷河沿い オーバーアールヨッホヒュッテ 9:09/9:58 オーバーアール湖 13:20

8月27日(日)曇り
下界に戻るとまた冴えない天気。足も疲れているので周辺の散策と荷物整理。

8月28日(月)曇り一時雨
飛行機はチューリッヒ空港18:45発なので、午前中は使えるが、ホテルが荷物を預けられないし、雨模様。幹線のベルン経由でなく時間は長くなるがルツェルン経由で行くことにした。これがスイス鉄道がゴールデンパスラインというだけあって、眺めがすばらしい。ブリエンツ湖の北岸を通り、マイリンゲンからは登山電車のような急勾配を登り降り、次々と湖と山が展開する。実に風光明媚そのもの。列車も快適。チューリッヒ空港で時間を持て余したが。LH5059でフランクフルト、LH9790実はANAコードシャア便に乗り換え。

8月29日(火)
午後成田着。
今回4座登ってアルプス4000m20座登頂となり、まずは満足。滞在中、下界では連日曇天で雨も落ちてきたのに、山ではすばらしい快晴に恵まれたのはなんとも不思議。次はいつ行けるだろうか。
写真はこちら
西川記
 


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