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入笠山1955m

2007年2月3日(土)快晴

メンバー:上島光雄、菅沼 博

昨年の忘年会で上島さんと入笠山に行こうと話していたのだが、今年はご承知の通りどこの山も降雪に恵まれず果たして入笠山でスキーが楽しめるのかと不安があったのだが、上島さんから誘いを受け雪上ハイキングでもいいかと同行した。富士見パノラマスキー場の積雪は95センチだった。

朝8時のスーパーあずさに乗車し小渕沢で上島さんと待ち合わせ、ここから上島さんの自家用車でスキー場に向かう。朝8時に新宿発の電車を利用できると家の出発が非常に楽になる。奥多摩とかにハイキングに行くのと同じ時間なのだ。

駐車場で山の準備をしてゲレンデに向かう。1日券を買うか1回券を買うのか多少悩んだ末、ゴンドラ1回券を購入することに決めた。ゲレンデのスキーは半分あきらめた判断だ。山スキーヤーは大抵のものは持っているので他には何も買わずにゴンドラに向かう。1日券の利用者が99パーセントほどいるのか、乗車券のチェックは無いも同然で、そのままゴンドラに乗れた。

ゴンドラ1本で山頂駅に登れ、去年来たので様子は大体解るので外の日だまりでシールを付ける。少し腹ごしらえをし出発の準備をする。ゴンドラの右手に延びる林道にたくさんトレールがありそれに従って進む。左手に甲斐駒ケ岳や鋸岳が見える。入笠山の山頂付近も見える。雲ひとつない快晴で絶好の山スキー日和だ。出発してすぐに指導標と左に進むとレールがあり、林道を行かずにシールで滑り進む。この辺はカラマツの木が多いが、この下に広い斜面があるのだ。去年は見ただけの斜面だったが、今年はもちろん滑る。滑り出しのところに2人のテレマーカーがいて、颯爽と滑って行った。うまいものだ。僕らもシールを外し滑る用意をする。入笠湿原の最上部でロープが張ってある。ロープをまたいで斜面に入る。そこそこの雪質、ぼくの技術で足がとられるかなといった程度だ。一応回転をしながら一滑りで入笠湿原、やまびこ壮の前に下れる。ここからシールでまた林道を進むと大河原湿原方面への分岐でマナスル山荘前に着く。この上標高差100mほどは無立木の斜面が広がっており帰りはここを滑ることにする。

今日は快晴で登山者が大勢いる。登山者とは別の大斜面の右端にシールのルートが伸びていてそれに従う。上部はカラマツの樹林帯だが雪質はまあまあだ。傾斜がだんだんきつくなり山頂直下の急斜面は左へ回避ルートができていてそれに従う。山頂までシールのままで登れた。広い山頂で隣の甲斐駒ケ岳はもちろん中央アルプス、乗鞍、御嶽、槍穂高、鹿島槍、八ヶ岳等々360度の展望が楽しめる。風は少し有るが陽が当たり寒くない。山頂でゆっくり腹ごしらえをしてゆっくり休む。その間もどんどん人が登ってくる。

頂上直下の急斜面は少し右手の広い斜面を数回転で難なくこなす。ただすぐにブッシュの中に入ってしまうのが残念。緩斜面は右手の樹林を快調に滑る。雪質が良く狭い樹林間も楽に滑れる。あまり適当に滑るとどんどん右に外れてしまうので注意して左手の徒歩ルートを意識しながら粉雪を滑る。すぐに広い斜面の上に出たので、右手の誰も滑っていないところを快適に滑る。粉雪ではないが少し新雪が積もった斜面といったところか。去年よりだいぶ荒れている。マナスル山荘は通過し林道を一滑りでやまびこ壮前に出る。時間はたくさんあるので、入笠湿原の真ん中で休む。ここからはシールを付けて林道を通ってゲレンデへ登り返す。ゲレンデは3キロのダウンヒルコースとのことだが上から下までカリカリの滑りで辟易した。今日はもう1回ゲレンデを滑る気にならないつるつるのゲレンデだった。

帰りは甲府の駅まで車で送ってもらった。

(タイム)
ゲレンデ上11:10→入笠山12:15/40→やまびこ壮前13:00/13:10→ゲレンデ上13:30→ゲレンデ下13:45

菅沼 記


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