Last Update : 2009/03/02  戻る

南面白山

面白山スキー場より西尾根往復

2009年2月7日(土)
メンバー L 西川、蔵田、久保田、菅澤、千葉、加瀬

2月7日(土) 曇
 2月定例山行の山形葉山の前日に近くの面白山に行くことにした。仙台で仙山線に乗り換え、面白山高原駅で下車。ホームから真っ直ぐ階段を上がれば10秒でスキーセンター。休憩所、更衣所、券売り場等がコンパクトな建物にまとまっている。
空いたスキー場をリフト4本乗り継いでゲレンデトップでシールを着け出発し西尾根の樹林帯に入る。西川のシールは購入して29年のビネッサ。財布と環境にやさしく30年は使いたいものである。ここしばらく雪は降っていないと思っていたが新雪がある。西尾根は起伏もあり少し進むと狭く、その先がいよいよ藪の雪壁である。壁は非常に急で、右の滝ノ沢に入ることも考えたが、壁を選んだ。
スキーを外しトラーゲンかザックに着け、壁に取り付いた。これがなかなか手強い。雪は締まっているが柔らかいので、足を上げても雪が崩れて元の位置に戻ってしまう。本当に登れるのか。雪に両手を突っ込んだり、木をつかんだりして、強引に体を持ち上げる。途中傾斜の落ちた所で休憩し、また木を頼りに登る。50〜60m程度で長くはないがようやく登り切ってまたスキーを着ける。尾根は次第に広くなり低木も無くなった。肩から広い気持ちよい斜面を一登りで標識のある南面白山頂上。雲はあるが風は無く穏やかで展望もよい。眼前に大東岳、小東岳がそびえ、北面白山や山形盆地、仙台平野の一角も望める。
 壁はとても滑れる所ではないので下りは尾根の南側の滝ノ沢に入る。上部は傾斜は手頃、木も適当にあり、雪も悪くはなく楽しい。下るにつれ狭く急で雪質も悪くなりまたもや手強い。安全第一に気をつけて下る。沢沿いに行くと左の沢に入る恐れがあるので右の尾根から離れないように注意する。壁の下部の横を右にトラバースして取り付きのあたりの尾根に戻る。往路をたどってスキー場に戻った。登りも下りも大変だったが過ぎてしまえば楽しい思い出。野生的な山行を終え、電車で山形経由寒河江に移動した。
(西川 記)
面白山

面白山

面白山
コースタイム
2月7日(土)
面白山スキー場トップ 906m 11:35 西尾根の壁の上 1020m 13:35 南面白山1225m 14:02/14:25 面白山スキー場トップ 906m 15:15