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平標山

ヤカイ沢左岸尾根往復

  2009年3月1日(日)
メンバー L 西川、菅澤、千葉、Marco





3月1日(日) 曇
 3月になり青春18切符のシーズンとなった。最寄駅4:44発の始発に乗るのは少々つらいが、うまく使えば財布に優しい。西川は4時間余かけ、千葉さんも鈍行で、菅沢さんとMarcoさんは新幹線で、越後湯沢に午前9時集合。このころはまだ青空も見えていたが、やがて曇ってきた。待合室で靴を履き替え9:30のバスに手頃な時間。10時ごろ平標登山口でバスを降りると河内沢の林道は除雪されている。スキーを担いで歩き、最後の建物が無くなったところでシールを着けた。まもなく橋を渡ると林道は左右に分かれている。
今回は左のヤカイ沢に入る。すぐに林道はなくなり藪こぎとなる。左が開けているので移り、緩い沢を登っていく。1400m付近より正面は急なので、右のヤカイ沢左岸尾根に近づきしばらく沢をつめてから尾根に移った。尾根上部の雪は堅くブッシュも出ている。スキーアイゼンのない千葉さんは1800m付近までとした。国境稜線はガスで視界がないが風は無い。標識のある頂上の14時丁度着。展望は全くない。
 頂上の登山道の両側はブッシュが出ているので10mほど歩いて下ってからスキーを着け、視界がないのでルートに気を付けながら滑降開始。国境稜線は雪は堅めだが広いので回転に支障はない。左岸尾根に入るとブッシュが邪魔で回転しづらい。ブッシュがなくなるとツリーランで広いところを選んで滑っていく。下部は小沢の渡渉がないよう左よりに来た道に沿って林道に出た。帰りは除雪部分も脇を滑って登山口まで着いた。
 平標山西面はいろいろルートがある。ハイグレード山スキールート図集ではヤカイ沢左岸尾根をA、ヤカイ沢左岸尾根の南の1776mで国境稜線に合する尾根をB、その南の平標山の家付近に出る尾根をCとしている。ただしAは尾根の下部は藪が濃いためか1600mで分かれて南西に河内沢へ伸びる枝尾根に線が引いてあり、Bをメインルートとしている。今回のヤカイ沢左岸尾根からヤカイ沢を取る人が最近は多いようでこれをA1、ルート図集の南西枝尾根をA2とすると、BはA1より藪が少ないし、河内沢の林道は地図上ではヤカイ沢より大回りに見えるかもしれないが、ヤカイ沢で藪をよけながら左右に行くのは必ずしも距離の短縮にはならないので、やはりBが最もノーマルと思う。もちろんどれもありうるルートなので、いろいろルートが取れるのがよいところだ。                        (西川 記)
コースタイム
3月1日(日)
平標登山口 10:15 河内沢林道除雪終了点 10:25/10:35 平標山1984m 14:00/14:18 平標登山口 15:35