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西吾妻山(2035m)

2009年2月22日 快晴

メンバー:田中

―天元台スキー場からグランデコスキー場へ―

最近の力量から天元台スキー場からグランデコスキー場への計画を立てた。前日に天元台高原泊まり、視界が悪ければ、ゲレンデスキーにした。

21日、米沢近くなると、青空が見え始めた。夜、宿のご主人は、今日は雨、雪、強風が2時間おきに来たが、こんなことは2月には山の上ではなかったことだ、と話されていた。夜通し風が鳴っていた。

早朝は風が強く、視界があり、天気はいい。3番目のリフトで登山計画書を出し、方位を確かめ、やや緊張して歩き始めた。栂か何かの樹林帯で先が見えないが、方角だけを確かめて歩く。気持がいい。日差しが強いのでハンカチでマスクをした。

20分ほどで梵天岩のあるなだらかな山稜が見える。風は心地いいだけになり、四方の眺望がある。人間よりも大きな樹氷が並んでいる。南東に蔵王、北に朝日、北西に飯豊連峰が見える。

梵天岩への登りは傾斜が無く楽である。誰もいない。梵天岩は目印にしているせいか、スキーの跡がある。休止とした。至福の時である。ここからも大小の樹氷をぬって歩く。小さなコルのせいか、粉雪が地吹雪となっている。ハンカチのマスクが凍っていた。視界が悪ければ、西吾妻に登るつもりだったが、見えるので、かまわず小屋の方角に歩く。すぐに、立派な西吾妻小屋に出る。ここまで来ると、磐梯山が良く見える。西大顛には人影が見える。

ここからは快適に滑ることができると思ったが、樹氷林がやや濃くて、快適そうでないこと、すぐにシールを付ける煩わしさでシールを付けたまま下る。雪が少し柔らかくて湿気が多くなったように思う。西大顛に人が多くなり、観客の目を感じながらゆっくり登る。山頂には10時35分につき、天元台スキー場から歩き始めて、2時間だった。大休止をし、シールを取る。次々に登ってくる人たちがいる。

下りは頂上直下の小さな斜面を快適に滑り、東に大きくトラバースし、沢が見える辺りを下る。木が濃くて快適とは言い難いが、雪が柔らかく自由にターンができるので一気に下るも、大分東に降りたので、西に戻ると、すぐゲレンデに出た。

一休みする間もなくシャトルバスに乗ると、早いので、4人がお客であった。快適なスキーハイキングだった。

[タイム]
天元台スキー場第一リフト8:05快晴強風→第三リフト8:30/35→中大顛北斜面8:55→梵天岩9:25/35→西吾妻小屋10:00→西大顛10:35/50快晴風弱→ゲレンデに出る11:05→センターロッジ11:15

田中 記


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