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2010年3月 定例山行 谷川岳天神尾根より谷川岳往復

2010年3月7日(曇、ガス)

メンバー:L.菅澤、西川、久保田、梅原、鈴木

前夜(3/6)
光が丘20:00発==練馬IC==湯沢IC==22:15ゆざわ健康ランド(泊)

雨模様の中、光が丘集合。久保田さんは別行動で先発。加瀬さんは風邪でキャンセルとなる。4名が鈴木さんの車で出発。週末の朝の関越道下りは渋滞が激しいので前夜発とした。ゆざわ健康ランドは定員一杯のようであったが、各自スペースを確保し、大広間で明日の行動を打ち合わせ。

(3/7)
ゆざわ健康ランド6:15==湯沢IC==水上IC==7:30谷川岳ロープウェイ駅・・・ロープウェイ山頂駅8:05>>>9:15熊穴沢コル>>>10:15トマノ耳11:15〜天神尾根〜12:30ロープウェイ山頂駅

明け方に建物の外に出るとかなり雪が舞っている。

予定より30分遅れでロープウェイ駅に到着し久保田さんと合流。フロアには数人がいるだけで閑散としている。田尻沢の状態を係員に尋ねると、10ヶ所ほどデブリが出ているので無理だろうとのこと。協議の結果、下りもロープウェイと決定し往復割引切符を購入。久保田さんが土合山の家でもらった割引券が決め手となる。

山頂駅に着くと、気温が高く風もほとんど感じない。天神峠リフトは運行してなく、また、「登山者禁止」とある。リフト脇から天神尾根への20分ほどの登りで一汗かく。久保田さんはこの後別行動となった。

シールのままコルまで下り、尻出岩は雪が付いているもののつぼ足の跡が硬そうなので板を外して下る。熊穴沢避難小屋は雪上に出ていて、入口まで雪を掘り下げ出入りできる状態になっていた。昨年の3月は標識の鉄塔が1mほど雪上にでているだけだったのに比べると今年は融雪が早いのかもしれない。

5cmほど付いた新雪の下は固く、急なトラバース斜面ではズリ落ちるので途中からスキーアイゼンを付けて登る。この雪の状態で沢を下降するのはやはり危険と感じた。山頂から下山してくる7人パーティに話を聞くと、上部もガスで気温が高く、山頂で0度だという。それでも新雪が10cmほどあるという。

稜線には適当な間隔で赤旗がたっていて、コース取りに気を使うこともなく登り、肩の小屋を左に見ながら誰もいないトマノ耳到着。ガスで周囲の展望は全くない。写真を撮って下山にかかったが、出だしは3〜4mも左によろければ転落するとこらなので、ここは慎重に20mほど歩いて下るべきだった。

今回の目的の一つであった西黒沢源頭部の大斜面は見通しが全く効かないのであきらめ、登ってきた稜線沿いに下ることにする。西黒尾根への分岐を過ぎた広い斜面で停まろうとしたときに左へバタンと倒れてしまう。すでに停まっていたのに滑走中と勘違いしたもので、周りに目印となるものが無いので平衡感覚を失ってしまっていたらしい。まさにタチゴケであった。目印である赤旗が見えるようになってからは楽になる。尾根の狭い部分は硬く、荒れているので慎重に滑る。ついつい滑りやすい方向に行きがちとなり、標高1,550m地点で東に曲がるあたりを南に滑り降り、少し登り返すはめとなった。分岐点の竹竿を見落としていた。西川さんと梅原さんは分岐点でしっかりと様子を見ていた。

尻出岩の手前で再びシールを付け、スキー場手前のピークを巻こうと夏道方向にトラバースして行くと硬い急斜面となってしまう。他の三人は登りに使ったコースへ戻って行った。シールを外し滑降モードで小尾根を二本越えてスキー場に戻った。夏道沿いは冬季は不適だった。他の三人は天神尾根上で久保田さんと出会ったようで山頂駅に5名そろったところで今回のスキー登山は終了。下の駅で確認すると11:00に田尻沢はオープンしたとのこと。話が違うと思ったが後の祭りだった。

八海山スキー場に向かうという久保田さんと別れ、鈴木さんお勧めの温泉「諏訪の湯」で汗を流すことにした。本当に何もない温泉センターだが炭酸カルシウムの泉質は良かった。そばを食べて渋滞の中帰京。

菅澤 記


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