Last Update : 2010/11/29  戻る

北ア針ノ木岳


2010.7.30〜8.2

メンバー:武部

7/30 晴れ 
 
扇沢にもっと早く着くと思ったが結構かかった。扇沢は人が多いが一歩登山道に入ると静かになる。オールシーズン用の新しい靴で登るが、ごろごろした岩を歩くのは、バランスが全然とれなく歩きにくい。たかだか1時間の行程でかかとにマメがもうできた。テント場は狭いが日陰で良かった。 
 
扇沢2:50――大沢小屋(テント)4:10 
 
8/1 晴れ、霧、曇り 
 
樹林帯の登山道を登っていくと目の前が開ける。すると針の木雪渓が見渡せる。思ったより雪は多いようでホッとする。雪の末端は水がかなりの水流で流れている。ルートは雪にピンクで付けられ、みんなはそこを歩いているが、どうも結構雪が薄くなっている感じだ。自分なりに安全と思われるルートで登る。しばらくして、この前カジタの10本爪アイゼンを買ったので、それを付けて試す。(もうカジタは生産終了)なかなか快適なアイゼンだ。何と言っても軽い。ザックも軽いし、ピッケル持ってアイゼン付けて登るのは楽しい。雪の上は小石が多いが、落石はほとんど無い。雪渓が左にカーブするようになると、もう後半で雪の終了地点が近い。ノドの周辺は雪が無くそこを過ぎるとまた、雪が出てきた。ガスであまり視界は無かったが、またアイゼンを付けて雪を登る。針の木峠の直下は少し急で、アイゼンの出歯で登る。なかなか快調だった。 
 
 もう、かかとのマメが痛いが、ゆっくり山頂を目指す。山頂では、ほんの一瞬槍が見えた。 
 
 針の木峠からはすぐにアイゼンを付けようと思ったが、グリセードで下ることにする。もうたぶん10年以上やっていないので慎重にグリセードした。視界がそれなりに今はあるが、雪の幅があまり無い。ちょっと下ると雪からはみ出そうになるので、トラバースしつつまたグリセードという感じで急斜面を下った。傾斜がゆるくなってくるとまもなく雪がなくなった。ちょっとガレを下って一般道に出て雪終了地点でまたアイゼンを付ける。途中で水を汲んで帰る。 
 
大沢小屋5:05――針の木雪渓下(1800m)5:45――雪終了(2300m)7:00/20――針の木峠8:10/15――針の木岳9:50/10:40――針の木峠11:25/45――大沢小屋2:15 


針の木山頂

8/2 晴れ 針の木雪渓

 今日もいい天気。今日は年休なので、やっぱり昨日ここに泊って再度針の木雪渓に行くのは正解だと思う。せっかく来たのだから。今日は雪終了地点までの往復。針の木雪渓下の雪は昨日よりも雪が薄くなった感じだ。今日も雪遊び。帰りは、途中でアイゼンを外してツボ足で下る。

大沢小屋5:20――針の木雪渓下(1800m)6:00――雪終了(2300m)7:20/40――針の木雪渓下(1800m)8:20/40――大沢小屋9:20/10:30――扇沢11:30


針の木雪渓

武部 記


山スキー同志会のホームページへ