Last Update : 2010/11/30  戻る

塩見岳


2010年8月22日(日)〜23日(月)

メンバー:西川

8月22日(日) 晴 新宿-> 鳥倉登山口 -> 三伏峠小屋

かつては遠かった塩見岳も鳥倉林道へバスが入るようになり随分短縮された。

さらにバスは駅発でなく中央道の松川インター発なので接続もよい。しかしこの日、そのバスで塩見岳に向かったのは私と偶然隣に乗り合わせたO氏だけだった。

二泊三日で塩見岳の計画で新宿8:00発の中央高速バスで出発。しかし渋滞で、休憩の双葉SAで40分の遅れ。松川で乗り換えは30分しかない。これは一大事。バスの予約時、渋滞予想を見ると日曜日は1時間半とか書いてあるが、土曜日は書いてなかった。しかし危ないかもしれないと思ったので、伊那バスの番号も控えておいた。電話して松川で待ってくれることになった。

松川へは30分余りの遅れで着き、乗場はインターの外のそばだったが、バスの運転手さんがインターまで迎えに来てくれていた。鳥倉林道はどんどん山の上へ上がっていく。一般車は3〜4km手前のゲートまでだが、バスは丁度2時間で鳥倉登山口に着く。

登山口から登り始め、15分ほどで支尾根に出、山腹を右にトラバースして登り豊口山鞍部。結構暑い。この後は尾根の北側を巻きながら、何か所か板と丸太の橋を通り、2時間で三伏峠小屋。電話予約していたのだが、ないと言われる。しかし問題なく泊まれた。

夕食は17:00から。その後、O氏と烏帽子岳方面のお花畑へ散歩。氏は花や鳥に詳しく、今鳴いていたのはxxxという鳥ですよ、と教えてくれる。

8月23日(月) 晴のち曇り 三伏峠小屋->塩見岳往復->鳥倉登山口->新宿

 4時前に朝食。明るくなってきた4:41に出発。10分で三伏山頂上だがさすがに休むには早い。40分で本谷山。快晴で北アルプス、中央アルプスがよく見える。本谷山からいったん下り権右衛門山の南側をトラバースしてまた登りになり、塩見新道と合流するとまもなく塩見小屋。

 塩見小屋の先はハイ松帯から露岩帯になり、天狗岩の南を巻いて塩見岳西峰への急な登りになる。西峰から数分で東峰。よく晴れて富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプスのこれ以上はないほどの素晴らしい展望が楽しめた。蝙蝠岳は行くか、行くまいか、何度も考えていたのだが、下界から雲がだんだん上がって来る。2時間後には何も見えなくなるだろうから行かないことにした。当初の予定では今日も三伏峠小屋泊で明日下山だったが、今日下山できるので帰ることにした。

頂上でO氏とまた合流した。私は全く気が付かなかったのだが、西峰直下にライチョウがいて、彼は接写した写真を撮っていた。彼は仙塩尾根から北岳なので、ここで別れた。

下りだすと、やがて曇りだし暑くないのはよいが、展望もない。三伏峠小屋で小休止して、鳥倉登山口へ下山。バスで松川インター。一日目の昼過ぎにここに着いて、二日目の午後には戻ってきたので、遠いと思われた塩見岳も実質山中一日余りで行ってこれたので、却ってあっけない気がした。快調に登って展望も大変良かったが、これがこの夏のメインの山行だったから一泊二日で終わったので物足りなくもある。
(西川 記)

コースタイム
8/22 鳥倉登山口 14:28 -> 豊口山鞍部 15:10/15:18 -> 三伏峠小屋16:29
8/23 三伏峠小屋 4:41 -> 本谷山 5:32/5:40 -> 塩見小屋 6:52/7:15塩見岳西峰 8:11 -> 塩見岳東峰 8:15/9:00 -> 本谷山 10:59/11:015 -> 三伏峠小屋 12:06/12:15 -> 鳥倉登山口 13:59


塩見岳西峰


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