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大白森山
(那須連峰北)


2010年10月11日(日)

メンバー:田中(健)

天気:晴

この時期、東北の山歩きをし、紅葉を楽しみ、ブナ林できのこをとり、温泉に入りたいと思う。昨年の不忘山はだめだった。

 低気圧が通り過ぎつつあり、11日は好天が期待できた。新甲子温泉フジヤホテルに前泊した。大黒屋は空き室なし。翌日、甲子温泉までの車での送りを頼むと快く引き受けてくれた。温泉は無臭の単純泉だ。夜通し強い風が吹いていた。

 5時に車で甲子温泉、大黒屋まで送ってもらった。大黒屋に登山計画書を預かってもらい、薄明るくなる5時半まで待つ。雨がパラパラときた。東の空は明るい。

 山道に入る。東斜面は急だが、ジグザグがきちんととってあり、昔からの山道だと思った。ブナの大木があるが、薄黄色に色づいてはいない。しばらくすると、ブナの倒木があり、ナメコがどっと出ている。幸先がいいとわくわくするも帰りにとることにする。

 1ピッチで急登が終わり、猿ヶ鼻という小ピークに出て、以後は緩やかな道を辿る。ゴヨウツツジか何かが赤く色づいている。薄日も射すが、1500m辺りから上は濃い雲の中であり、西からの風が強い。甲子山と甲子峠への分岐に645に着いた。

 甲子峠への下りで、4パーテイーほどに会う。小さなピークを2つ越えた。ここからは山肌が緑の中に黄、薄緑、赤に色づいているのが見えた。きれいだ。

 峠は10台ほどの車が止まっていた。山道に入る。しばらくすると、頂上への急登で、ここは雨が降れば滝になる、ルンゼのような道だ。高さを高度計で調べると、約100mあった。傾斜がなくなると大白森山の分岐があり、直ぐ頂上だ。ガスの中で風が強い。眺望はまったくなし。大休止をしていると、高年の夫婦が来、小白森山まで行くと言う。

 甲子山の分岐まで戻るも、時間が早いので、甲子山に登る。眺望のきく頂上に出る。旭岳の方面はガスの中で、勢いよくガスが流れている。

 帰りにキノコを採る。猿ヶ鼻を過ぎる頃には大白森山の雲がなくなっていた。高年男3人組が登ってきたので、「ナメコを採りましたか?」と聞くと、「採った。」と言った。その倒木の近くでブナハリタケを採った。ツキヨタケが同じ倒木に生えている。ナメコはまだだいぶ残されていたので、味噌汁1回分ほどを採る。木の香りが強く、ぬめりが濃い。

 1125に大黒屋に着き、下山報告、お礼を言う。旧道を歩き、途中から阿武隈川沿いの遊歩道を歩き、フジヤホテルの裏に出た。

 温泉で汗を流した。天気はよくなり、合羽を干し、パンなどを食べた。小さな山だったが、いい山行だった。ナメコは味噌汁、ブナハリタケはバター炒めになった。

[タイム]甲子温泉大黒屋510/30小雨−甲子山分岐645/55−甲子峠720◎強風−大白森山800/15ガス強風−甲子山分岐915−甲子山930/50−大黒屋1125/30−新甲子温泉フジヤホテル1215○

田中(健) 記


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