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根子岳(信越)
(2月定例山スキー)


2011年2月27日

メンバー:L.今村、岩(ファミリー)、菅澤、蔵田、鈴木、西川、久保田、岡坂、加瀬、作野

朝、長野新幹線上田駅改札で集合したのは新幹線利用の4名(今村、久保田、蔵田、西川)と車利用の岡坂さん。岡坂さん車に蔵田さんと西川さんが乗り、路線バスに乗る久保田さんと今村のスキーも載せてもらった。

 上田バス菅平線は約50分で菅平高原バス停に着くが、バス停から奥ダボススキー場までかなりの距離がある。歩くと30分ほどかかりそうだが、岡坂さん車にピストンしてもらい、9:30ごろに奥ダボススキー場駐車場に到着。鈴木さん車でやってきた4名(鈴木、作野、菅澤、加瀬)とも無事集合できた。岡坂さんに感謝。

 駐車場でアレコレ準備し、不要な荷物は車に置かせてもらってリフトでゲレンデ最上部へ。そこで岩夫妻&ジュニアと合流。用具の都合で山行には参加できなかった新人の清水さんもご家族とゲレンデスキーに来ており、ここで会うことができた。たくさんの会員が集まって、とてもうれしい。岩家の赤ちゃんは2歳。おんぶ用ザックでママに背負われているが、ヘルメットにスキー靴の完全装備。なんだか眠そうで可愛い。

 この日は徐々に荒れるという天気予報だったが、朝は綺麗な青空が広がっている。風も無い。シールをスキーに着け、登る準備をし、9:50頃出発した。

 過去にはヘリスキーが運営されていた年もあるが、今年はスノーキャットが動いている。3000円払うと、約30分で山頂直下まで運んでくれるらしい。多くのお客さんで賑わっているが、私たちは自力で登る。

 スノーキャット道の横がまるでゲレンデのようになっていて、そこを黙々と登る。途中、右手に避難小屋があったが、少し引っ込んだところにあるのでうっかりすると見過ごしそう。

 赤ちゃんは装備を合わせると20kg以上ありそうで、K岩さんはゆっくりペースで登っている。かなり大変そう。

 風の無い穏やかな天候で、晴れていて山頂の見晴らしがよいので、いつしか列が前後にかなり長く伸びていく。みんなマイペースでのんびり登る。

 最後、山頂直下の上りは急なのと、ツボ足で登る人の足跡なども混じって登りにくく、やや難儀したが、それ以外はかなりスムーズに山頂到着。

 山頂はさすがに風が強く、少し寒いが景色は最高。山スキー、山ボーダー、スノーキャットで来た人たちが入り乱れてかなり多くの人がいる。お昼を食べたり、記念写真を撮るなどしてしばし山頂でのんびりしたが、遅れている岩ファミリーがなかなか来ない。



 赤ちゃんをおんぶしているので、山頂まで来れないのでは?と考えたが携帯の電波は届かず、確認が出来ない。しばらく山頂にいても来る様子が無いので、やはり山頂までくるのはあきらめたのか?と思って様子を見に少し戻ってみると、岩さんが一人で登ってくるのに出会った。

 やはり赤ちゃんが重くて難儀しているとのこと。でも、ゆっくり登ってきているらしい。くだりのコースは、赤ちゃんも滑れそうなスノーキャットコースを降りるとのことで、ここで別れることとした。

 まずは西に向かって滑り降りつつ、徐々に北に方向を変えて、リフト付近でスノーキャットコースに戻ることにして滑り出した。近くにテレマークのパーティもいた。

 斜面最上部は、風が強いせいで雪が吹き飛ばされていてところどころ地面が出ている。岩や地面にスキーが引っかからないよう、慎重にコースを選びながら北西気味に方向を滑っていく。

 少し下ると急に雪の状態が良くなった。やわらかめの雪が数センチ積もっており、比較的快適にターンが出来る。バーンも広めでとても気持ちが良い。

 そこからさらに下ると、今度粘り気のあるストップ雪に変わってしまった。スキーが滑らず、スピードが出ない。ものすごく滑りにくい!

 そろそろコースに戻り始めようかと思いつつも、コースとは谷を挟んだ斜面を滑り降りる。斜度が緩くなってきてスピードが落ちてきたので止まりたくない。潅木が混んできたので、木を避けながらとにかくスキーをどんどん滑らせるが、ふと気づくと後ろにいたはずの菅澤さんがいない。

 止まってしばらく待つが、いつまで経っても誰も来ない。あまり下まで行き過ぎるとコースに戻るのに難儀しそうだと話していたので、おそらく早めに北に進路をとってコースに戻ったんだろうと考え、再び滑り始めた。頃合を見て谷を挟んだ右側の尾根に移り、スキーが止まりそうになるのをこらえて何とか滑り続けてコースに戻った。

 自分より早めにコースに戻ったとしたら、まだ上にいるはずと思い、しばらくコース脇で皆を待っていると、携帯電話が鳴った。出てみると菅澤さん。どうやらすぐ近くにいるらしく、電話を切ってすぐに合流することができた。

 あとはゲレンデトップに向かってひたすらスキーを滑らせ、そのままスピードを緩めずにリフト乗り場まで一気に滑り降りてフィナーレとなった。

 今日は天候に恵まれ、みんなで楽しく登って滑ることができた。登りは物足りない部分もあったが、滑りはかなり楽しかった。また来たいと思った。

 帰りは、また岡坂さん車にお世話になった。本当に感謝。今回、菅平へバスで行くのは、結構大変だということもわかった。

■記録 ゲレンデ最高点9:50 ------ 根子岳山頂11:50 ----−滑降開始12:20-------リフト乗り場 13:10

今村 記


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