Last Update : 2011/04/04  戻る

雄国山,二ツ森


2011年1月29日〜30日

メンバー:L.岩、菅澤、加瀬

1/29(土)    磐越道五百川PA1030→裏磐梯猫魔スキー場1110→雄国第一Aトリプルリフト→1338mピーク1140〜雄国沼1200>雄国山(1271m)1300〜ラビスパ裏磐梯1420→裏磐梯猫魔スキー場入口1700→猪苗代ほりい荘(泊)1730

加瀬車で0730東京を発ち、磐越道の五百川PAで1030に岩車と合流。猪苗代磐梯高原ICで降り、国道115号を北上、ゴールドライン経由で裏磐梯猫魔スキー場駐車場に1050着。天候は高曇りで風もない。このまま1日もってくれれば縦走も楽なのだが。

1140猫魔のリフトトップから雄国沼に向って林間をほぼ真西に向って滑り始める。深い雪とパックぎみの雪が混ざっていて快適とはいえず慎重に滑る。

雄国沼に出てシール装着。凍った湖面には対岸へ渡っているトレースがあり、割れないか心配だったが、4人パーティーが渡り始めたのに続く。沼の北東部にある休憩舎の前には数人の山スキーヤーが休憩していた。

疎林がとぎれた斜面を100mほど登り、雄国山と1236mピークの間のコルをめざした。コルからはせまい稜線を緩やかに辿って1300雄国山頂に到着。他のパーティーはコルの少し上までで引き返していった。

山頂からの見通しが利くので予定通り目的地まで行けそうだ。少し歩いた後シールを外し1164mピーク方向へ滑降開始。ここもパックぎみで滑りにくい。樹林帯に入ってからは上り下りがあるのでシールを付けた。ルートは判然としないが1164mピークの西側をまくように、ところどころにある赤テープを参考に進んでいくとスノーシューが往復した跡があって、まもなく下山中の単独登山者に追いつく。話を聞いてみると我々の目的地の「ラビスパ裏磐梯」から登ってきたという。ならばスノーシューの跡を行けばいいと思ったが、シールの着脱に時間を食い、981mピークに着いた時にはスノーシューに遅れをとってしまう。

目的地はここから真北に180mほど下ったところだが、地図では結構急だし目視ではヤブが濃いように見えたので、右側足元の沢に降りることにした。これが良い雪で、ここまで快適に滑れるところが少なかったが最後の滑りで挽回できた。途中小滝を2箇所ほど階段下降し道路に出ると目の前が「ラビスパ裏磐梯」だった。下から見上げる正面斜面はヤブが濃くて滑れるとは思えず、沢を降って正解だった。

温泉に浸かり、岩佳恵さんの協力で車をピックアップして今晩の宿、猪苗代の「民宿ほりい荘」へ向う。寒く、布団は湿っていたが、素泊まり一泊2625円なら文句も言えない。夕食は車で町に出て味噌カツ定食を食べたが旨かった。

1/30(日)   猪苗代ほりい荘0800→沼尻温泉→達沢→798m除雪終了点0850>968m林道終点1030>二ツ森(1314m)1140/1210〜林道終点1220〜除雪終了点1300→達沢1340→沼尻スキー場→猪苗代磐梯高原IC→帰京

本日の行先としては蘭峠(あららぎ峠)から高曽根山(こうぞねやま1442m)往復も選択肢にあったが、二ツ森へ行くことになった。

達沢から集落はずれの除雪終了点まで車で入り、達沢川沿いの林道を1時間半ほどシールで林道終点まで進み、右手の尾根を登り始める。雪は深く軽いので下りが楽しみだが、出だしから急でキックターンが大変だった。急斜面と緩斜面が交互になっている樹林の中を登り、標高1200mを過ぎたあたりからは無立木の広い斜面を南西に進む。風が強くなり傾斜もきつく、凍った雪に5cmほど新雪が乗った斜面ではスキーアイゼンが欲しくなったが我慢して1314mピークに到着。

気温が低く風も強いので羽毛服をはおり後続の岩さんを待つ間に指先が痛くなる。西方200mほど先には1337mピークが見えるが、ここを山頂として下ることにした。

無立木の広い斜面は新雪が乗っているので結構滑りやすい。樹林帯の尾根に戻ってからはパウダーとなり思わず声が出てしまう。標高1050mあたりから尾根を外れて右側の沢を滑り、すぐ林道終点到着。山頂から10分ほどの快楽だった。

帰りはシールを付けず漕ぎながら除雪終了点まで戻る。岩さんファミリーが待つ沼尻スキー場で岩さんと別れ、加瀬さんと二人で帰京。
二ツ森は短いが、期待を上回る滑りが楽しめ満足できた。

菅澤 記


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