Last Update : 2011/04/04  戻る

根子岳


2011年2月6日 晴れ

メンバー:田中 健

前回は6年2月にEさんのペンションに泊まり、奥ダボスから避難小屋ルートで登っている。

 6日は予想通り晴れだ。最終リフトを降りると、そこに、雪上車が2台停まっていて、雪上車の跡が山に向かって付いている。頂上が見える。利用できるところは、使う。雪上車は避難小屋の上を通っているので、小屋に下りて、中を確かめる。汚れているが、いざという時は使える。雪上車の跡を離れ、本来のルートを取った。妙な景色を見た。西側に北アルプスが浮かんでいる。浮かんでいるという表現がピッタリで、山の麓のほうが灰色の雲で覆われていて、真っ白い稜線だけが見えるので、浮かんでいるように見えるというわけだ。

 山頂直下の急斜面の下の左手に雪上車が止まっていた。頂上は2パーティがいた。風が強いが、天気はよく、四囲の眺望がきいた。乗客が頂上へ登って来た。妙高が近い。白馬三山が堂々としている。遠くに槍ヶ岳が判別できる。

 木の影で昼ご飯を取り、下りの準備をする。急斜面を下りずに、南側から少し滑る。雪はいいので、5,6ターンを下る。視界はありルートに問題はないが、慎重に下るも、直ぐに、最中雪に変わる。高低のない沢を西に進むが、斜度がちょうどいいにも関わらず、雪が難しく、斜滑降、キックターンである。ジャンプターンをするも荷物が重い。雪が悪いのではなく、わがスキー技術が足りないのである。避難小屋を確認するつもりだったが、雪質と斜面に惹かれて、沢を1本東に入ってしまったようである。間違うことはないと思ったが、少し快適な滑りをした後、沢を1本下りながら越えた。そこを下ってもよかったが、沢を登り、リフトにつながる台地に出た。

 ゲレンデを滑り、リフトに乗り、シュナイダーゲレンデに出ると、バス停までは近くだった。

 雪上車が登っているのは、興ざめだが、ルートを見つけて滑るのは意味があろう。

タイム; 6日(日)快晴 奥ダボスリフト上845−避難小屋915/20−頂上1045/1115−奥ダボスリフト上1150

田中(健) 記


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