Last Update : 2011/5/9  戻る

立山/御山谷&国見岳―山スキー湯治隊奮闘記

これは普段は孫の世話に明け暮れているジィジ、バァバ(最高齢73、最年少61歳、平均66歳)の涙ぐましくも勇気あふれる山スキー湯治隊の立山奮闘記である。

メンバー :L作野、賀来、他5名

5月5日 快晴 

前日まで好々爺(ジィジ)、婆(バァバ)を演じた我々は、東京を午前6時半に勇躍出発。午後1時半室堂着。さすがに連休最後の日とあって人が少ない。また、東日本大震災のせいで中国語も聞こえない。(昨年の夏ここに来た時は至る所中国語が姦しかった。)
今日は足慣らしで浄土山脇の展望台まで登る。遠く槍・穂高、黒部五郎、薬師、近くに五色が原、立山連峰、剣岳、奥大日岳の大展望である。(室堂発14:00−展望台着15:00/15:30−みくりが池山荘15:50)テラスにて立山連山を眺めながらジョッキ生ビールで乾杯。温泉湯治2回。
360度の大展望
5月6日 快晴 御山谷

午前7時45分みくりが池山荘を出発。一ノ越9時50分着。10時15分一ノ越から御山谷大岩まで約10分の滑降。人っ子一人いないザラメ雪の大斜面を欲しいままに楽しむ。
10時50分登り返し開始。ところがここに落とし穴が…。大岩付近から標高2500m位までの雪質は今回ノンシールで通すツボ足で登高するAS氏にとって「想定外」と言おうか、ふくらはぎの中ほどまで潜ってしまうではないか。クタクタになって一ノ越に2時間半くらいかかり到着。(この時点で浄土山への登頂は諦めた。)早々2時ごろに宿に帰りテラスで立山連山を肴にジョッキ生ビール2杯。温泉湯治2回。
5月7日 晴れ後曇り 国見岳・天狗山敗退

午前8時みくりが池山荘を出発。室堂バスセンターを大きく左から迂回し国見岳の裾野に回り込むトラバースルートに入る。最初は順調に歩けるように見えたが、やはりツボ足のAS氏は昨日よりひどい股まで潜る雪に、スノーシューのKS氏はスノーシューの性能故上手くトラバースできず、国見岳の登頂を断念。仕方無いので、弥陀ヶ原ルートの竹竿に沿って、国見岳と天狗山の間にある垂涎の斜面を横目に天狗平山荘までスキーし、10時40分の室堂行バスで早々に室堂に帰った。午後は「雪の大谷」ウォークで、高さ16mの雪の壁を体験することにした。午後から曇り・ガスのため喫茶室でジョッキ生ビールと地ワインで乾杯。温泉湯治3回。
天狗山麓から見た立山と剣岳
記:作野

 


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