Last Update : 2011/10/07  戻る

二十六夜山(富士山周辺)1297m

2011年9月18日(日) 快晴残暑

メンバー:田中 健

11月のハイキングの下見に行って来た。この山の、謳い文句は、名前が秀、二十六夜月を愛でるという古くからの山、エイザンスミレの山、赤岩からの眺め、新しい月待ちの湯であろうか。台風15,16号が来ているが、残暑厳しい日だった。花は、トリカブトが目立ち、ブナやミズナラの大木などの広葉樹が見事で、紅葉時期は期待できそうだ。吃驚したことには二十六夜山の手前に林道ができ、残念至極。山は尾根、沢、仙人水(石清水)木々など里山にしては豊かだった。

道坂隧道行きのバスは土日曜にだけ出ているが、840に乗ったのは、4パーティ5人だった。トンネルの直ぐ手前に駐車場があり、登り口があった。山道の付け方が不自然で、バス停から縦走路へ新しくつくった登山道のようだった。一登りで御正体山からの縦走路にでる。こちらは昔からの道らしい。

今倉山が分岐だ。いい風が吹いている。急な道を下る。小ピークを越えると、沢コースからの登りの道を合わせる。また登ると、1450mくらいにブナの大木があった。1410mの赤岩に出ると、視界が突然開けた。360°眺望がある。南の赤い富士山、相模湾や新宿は低い雲に入っている。奥多摩、大菩薩、八ヶ岳、北岳が三つ峠の脇に見える、南アなど標高が低くてこれくらい見渡せるところはあまりない。老夫妻が休んでいた。話を少しする。

赤岩からも尾根道を下ったり、小さく登ったりいい気分で歩く。見事なタマゴタケがあり写真に撮る。周りの朽ち葉の匂いがいい。今年は福島のブナハリタケ、ナメコなどはダメそうだと思う。そろそろ二十六夜山だという辺りで、北側の急斜面下に白い人工物のようなものがちらちらするもよく見えない。不思議に思って先に進むと、階段が付いていて、林道に下る。林道のガードだったのである。唖然、憤然とし林道に出て、再度山道に入った。誰が通り、何のための林道か。二十六夜山の道標に「自然を大切に」と書いてあった。

二十六夜山は木々を切り、見渡せる頂上にしてあった。昼食にした。下の町々が見える。一ッ直線の尾根筋を下り、沢に入る。途中、仙人水を経て、大きな矢多沢に出た。頂上から600mを下る。林道に出た。そこで、山栗を拾った。20分ほどで月待ちの湯だ。

湯治会になるも、5時までバスがなく、炎暑の中、赤坂駅まで歩いた。ハイキングの日はタクシーだ。

タイム;道坂隧道登り口840−縦走路855−今倉山935/40−赤岩1000/25−二十六夜山1110/30−林道1220−月待ちの湯1240

(田中 健 記)


山スキー同志会のホームページへ