Last Update : 2012/04/08 戻る

飯縄山


【日程】2012年3月10日(土)

【山域】頸城山塊 飯縄山

【行程】11:20 戸隠スキー場・越水駐車場 11:40→12:05 リフトトップ・瑪瑙山→12:15 1639m鞍部12:25→13:15 飯縄山北峰 →13:25 飯縄神社(南峰)13:45→14:20林道→15:00中社第2ペア乗り場→15:10リフトトップ(怪無山)→15:20越水駐車場

【概要】明日の定例山行前哨戦として、怪無山〜瑪瑙山〜飯縄山〜怪無山と周遊することにした。心配は前日からの積雪量と天候は回復期にあるが視界が確保できるかである。また、週末であり最近の岳人3月号で紹介されたことから混むことも予想された。

 9時半に戸隠スキー場に着く予定が渋滞で遅れた。上信越道の松井田と信濃町でのチェーン規制(タイヤチェック)が原因である。特に松井田では酷く6kmに1時間もかかった。冬タイヤ装着車と非装着車とレーンで分け、非装着車のみを規制する方法では不十分なのだろうか…中央道廻りの方が良かったか…等々ブツブツ考えジッと忍の一字。

 遅くなったお陰で、戸隠に着く頃には雪も止み天候回復が明確になった。時折薄日が射し、視界も利いてきた。遅く着いたため駐車場は満杯状態、臨時の?田圃状態の区画に誘導される(もう二度と来たくはない)。時間も余裕無いので、早々に準備し、瑪瑙山までのリフト券2回分600円を買う。車のナンバーから、ゲレンデのお客さんは名古屋・関西方面が多いようだ。

 瑪瑙山頂上部にはコフェルを使いランチタイムしている若者3人がいた。新しい積雪は10cm程度か、飯縄山への東斜面には数本のシュプールがあったが大分時間は経っていそうだ。塩尻方面では市街で40cmも積もったとニュースが伝えていたが、ここでは僅かな積雪である。初めて訪れる山しかも単独行なので、波紋状にクラストしている斜面を慎重に滑る。後に判明するが、ここが今回のコースでは小さいながらも一番の斜面であった。 直ぐに地形図上の1693m鞍部に着き、ここで、シールを貼り、スタミナ補給。飯縄山への登路は小灌木がうるさく、コース取りが難しい。先行するトレースもかなり強引なルートを登っている。北峰直下100mくらいの所で7〜8人の男女混成パーティを追い抜く。



 平坦な山頂部を南峰(飯縄神社)まで移動し、腹ごしらえ、滑走準備。時折、ガスの切れ間から戸隠の山々が見えるもカメラを出すほどの好天ではない。標高1750m付近までは普通に滑れるが、以下は樹木そして先行トレースが煩く、滑降を楽しむ余裕も無い、怪我せぬように降りる一方であった。1400mを過ぎると緩やかな唐松の樹林帯となり、大分力を抜いて滑れるようになった。

 35分掛けて林道に到着し滑走終了となる。中社ゲレンデの第一リフトを目指し集落に入ったがリフト乗り場が分からない。ペアリフトが稼働しているのは見えるのだが、何故か近づけない。こんな所でGPSを取り出し気にもならず、道なりに下って行くとリフトと離れるばかりである。気が付けば第2リフトが見えてきたのでそちらに目標転換。山で迷わず、里で迷う。20分程余計なアルバイトをして乗り場に着く。しかし、この乗り場ではリフト券の販売はしていないとのこと。係りのおじさんに、第一に乗れずにここまで来てしまった旨を説明すると、笑顔で“どうぞ、又来て下さい”と乗せてくれた。

 リフト1本で怪無山に戻り(地形図とは位置が違うようだ)、駐車場まで一滑り。定例山行の集合場所である杉ノ原民宿には予定時刻に着けそうである。今回この地に車で入ったもう一つの目的は、佐渡山や高妻山の登山口となる大橋や五地蔵山登山口であるキャンプ場(牧場)の駐車場除雪状況の確認である。前者は8〜10台、後者は40台程度のキャパがあり、同じく4台そして7〜8台が駐車していた。


《GPSトラック》

田中秀和 記

 


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