Last Update : 2012/04/08 戻る

明神ヶ岳
(箱根)


【日程】2012年3月11日(日)

【概要】2011年11月の入院以後、初めての山行である。調子をみる山行であり、簡単で行ったことのない箱根にした。今冬は寒く、2月下旬に東京地方に雪が降り、3月に入っても雨があり、丹沢の山々は雪で白くなっていた。ひょっとすると、雪に出合えるかと想像した。

 コースは最乗寺から登り、宮城野に下りるコースにした。新松田からバスを2本乗り継いだが、スムーズだった。最終のバス停の名前は道了尊だが、寺は、最乗寺であり、ややこしい。室町時代からの名刹である。登山者は3人だった。雨がパラパラときたが、傘を差して歩き出す。お寺にわかれて、南側の尾根に取り付く。直ぐに尾根道に入り、なだらかになった。

 1時間ほどで小屋まで登るが、小屋は使えない。なだらかなのに、疲れてしまった。久しぶりだからだろう。小雨だったのが、小雪に変わり出した。900m位で疲れてしまい、休憩を取る。切り開きになっていて、古びた鉄塔が建っていた。ガイドにあった観光リフトの残骸だ。この辺りから木々が雪で白くなり、冬の景色になり、10cm程の積雪になる。雪のハイキングになる。

 明星が岳からの道を合わせると、雪は止むが、ガスが濃い。雪道がドロドロになっているところもある。時々、ガスが切れ、薄日が射す。直ぐに明神ヶ岳頂上に着く。誰もいない。眺望もない。真正面に富士山が大きくあるのだろう。風をよけ、おにぎりを食べる。

 下りのドロドロのためにスパッツを着ける。2人組が登ってきた。下りは茅の切り開き道をトコトコと下りる。しばらくすると、雪がなくなり、早春の山歩きになる。明星が岳の頂上は平らなところの祠だった。少し戻って、宮城野へ下る。途中で、藪が妙な具合に切り開かれていて、大の字焼きの場所だとわかる。山道を下りきると、陽が射していて、暖かくなる。強羅の駅まで登り返して、終了。

 1ピッチは疲れたが、後は調子が戻った。次は、もう少し長いところを歩く。早春、雪景色と楽しいハイキングだった。

【タイム】小田急永山636−関本(大雄山駅)814/15−道了尊825/30小雨−小屋925/30−900m位1000/10−頂上1055/1120ガス−明星が岳1220/25−取り付き1350/1400晴れ−強羅1435

田中(健)記

 


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