Last Update : 2012/06/09 戻る

富士山

2012年5月19日(土)

メンバー  今村単独

【行程】

5:55 富士宮口五合目より登山開始→6:30 新六合目(アイゼン装着)→7:17(新七合目)→8:20(元祖七合目)→9:10(八合目)→10:00(九合目)→11:05(九合五勺)→12:10山頂(浅間神社)着、 12:20 滑降開始→12:30 八合目→12:40七合目付近(3060m付近)→12:55新六合目→13:20 富士宮五合目駐車場

【概要】

 5:55 富士宮口五合目より登山開始。最初はスキー靴のまま夏道を歩き、雪渓を2つ横切った。

 6:30 新六合目。ここでスキー靴にアイゼンを着けた。ここから山頂までずっと雪渓を直登し、アイゼン登行。

 7:17(新七合目)→8:20(元祖七合目)→9:10(八合目)→10:00(九合目)→11:05(九合五勺)→12:10山頂(浅間神社)着。

 九合目までは、ほぼ夏道コースタイムと同等のペースで登れたが、九合目から山頂までがきつく、2時間もかかってしまった。高山病的な症状はさほど出ていなかったが、背負っているスキーが重く、足のすねがスキー靴に当たって痛くなってきており、少し歩いては休み、歩いては休みの状態だった。

 天気はとにかく良く、頭の上は快晴だったが、登っている途中から下界はガスが少し出てきて駐車場が見え隠れする状態だった。

 最高点の剣が峰へはさらに20分ほどの登りだが、くたびれたのと、夕方から渋谷で飲み会があって遅刻したくなかったので、剣が峰には行かないことにした。
 山頂には大勢の登山者、スキーヤー、ボーダーがおり、5/21の金環食を中継するパナソニックのプロジェクト舞台もキャンプ設営中だった。剣が峰に登っている人もたくさん見え、お釜の中に向かって滑っている人たちもいた。

 偶然、これまで何度か山スキーで合ったことのあるIさんに出会い、聞いてみると、Iさんは何度も富士山を滑った経験があるとのことで、一緒に滑ってもらうことにした。
 下りのコース取りに若干不安があったので、これで安心だ!

 10分ほど滑る準備をしながら休憩して、いよいよ滑ることにした。

 12:20 滑降開始!

 滑り出しの鳥居直下は少し急でガリガリしていたが、スキーヤーズレフトのほうは少し雪が柔らかく、数ターン我慢したらあとは広々とした大斜面に出た!

 Iさんのスピードが尋常じゃなく速いので、必死に付いていく。雪はたっぷりあり、ところどころに転がっている氷塊にさえ気をつければどこを滑っても大丈夫。ただ、茶色い部分はザラメっぽくなっていてスピードが出るのに、真っ白い部分にさしかかると新雪のせいか少しひっかかかる感じがしてスピードが落ちるため、スピードが一定せず、少し苦労した。

 いずれにしても、まだ2,3名しか滑っていない広大な大斜面を滑るのは、本当に最高の感覚だった!

 ずっと雪渓を滑り降り、八合目に着いたのは12:30。たった10分で登り3時間分を滑ってしまった。八合目からは少し左寄りに滑り、雪渓が続くとおりに滑り、七合目付近(3060m付近)で雪渓が切れたので右の雪渓に歩いて移ってまた滑った。

徐々にガスが出てきたので、お互いを見失わないように&石や岩に乗り上げないように少しスピードを緩めてひたすら雪渓を滑り降り、新六合目到着は12:55。1時間かからずにほぼ全て滑ってしまった。

 ここで滑りは終了!スキーを脱いで駐車場まで歩こう!と思ったら、駐車場手前の雪渓が少し滑れそうだったので、もう一度スキーを履いて数ターン滑った。
 駐車場着は13:20。 ここでIさんと別れた。 本当に充実した一日でした。

 今シーズンは雪が本当にたくさんあるらしく、富士吉田側はさらにたくさんあり、まだ当分滑れそう。もう1回くらい来たいと思った。

(今村記)


8合目と9合目の中間にて
3500m付近にて
3500m付近にて(その2)
頂上(バックは剣が峰)

 


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