Last Update : 2012/08/28 戻る

南八ヶ岳 周遊

2012年6月23日(土)〜24日(日)

メンバー  菅澤、S、T、M、Kの各氏

梅雨の合間に南八ヶ岳の定番ルートをゆったりと周遊した。暑くも寒くもない快適な山旅だった。

6/23   美濃戸やまのこ村駐車場(1690m)850⇒1050行者小屋(2345m)1115⇒1205中岳のコル(2640m)⇒1245阿弥陀岳(2805m)1315⇒中岳(2700m)⇒1455赤岳山頂(2899m)1510⇒1530赤岳天望荘(泊2670m)  

諏訪南ICで800に合流して美濃戸口へ向う。美濃戸口の駐車場はすでに満杯になっていたので美濃戸まで行ってみることにした。同乗したS氏の車は(元)高級車なので悪路の林道運転は慎重である。歩いている登山者とあまり違わないスピードで進むがそれでも底を打ち、そのたびに悲鳴が出る。S氏の緊張が助手席に伝わってきて、歩くよりも疲れてしまった。美濃戸の駐車場も満車状態だったが、なんとか二台駐められるスペースを作ってもらう。梅雨時だからと高を括っていたがとんでもない入山者の数にびっくりした。

緑一杯の南沢沿いを行者小屋まで歩いて最初の休憩。阿弥陀から大同心までの景色を楽しみ、中岳のコルに向かう。コルから阿弥陀岳へはもろく急な岩屑の道で落石に注意しながら登る。

石仏の立つ山頂からは白馬〜槍・穂高、乗鞍、御岳、木曽駒〜空木、甲斐駒、鳳凰、富士山と大展望が楽しめた。

中岳のコルに戻り、中岳を越して文三郎道に合流してからは登山者が増えてきた。

赤嶽神社の祀られた赤岳山頂は写真を撮る人たちで場所の取り合い状態だった。ガスがかかってきたので天望荘に下る。

小屋は混んでいて3名用個室に5名が割り当てられた。それでも大部屋の混雑状態よりはましだった。 さっそくおすすめの風呂に入ってみた。壺湯状の浴槽は4名が入ることができ、シャワーも一台備え付けられている。さっぱりして飲むビールは最高だった。稜線の山小屋で風呂があるのはここぐらいかもしれない。

6/24  赤岳天望荘550⇒三叉峰(2825m)⇒700奥の院(横岳2829m)⇒750硫黄岳(2742m)815⇒赤岩の頭(2650m)⇒910赤岳鉱泉(2215m)940⇒1050美濃戸駐車場

昨日の夕食と同様、バイキング形式の朝食だったがメニューは今朝のほうが良いくらいだ。ロールキャベツ、ウインナー、玉子焼き他5品ぐらいあって、好きなものを好きなだけ食べられるので合理的である。コーヒーも飲み放題だった。

朝の爽やかな空気を味わいながら岩稜を登り、石尊峰、三叉峰を東側から巻いて奥の院に到着したが満員なので通過。下りの狭い岩稜ではハシゴで交互通行となり渋滞する。左下に見える大同心の頭にカモシカが一頭うろうろしていた。

稜線には色とりどりの高山植物が咲いていて、とりわけ青紫色のオヤマノエンドウの群落が目を引き、カメラで接写する人たちがたくさんいた。

硫黄岳山荘からの広い登り斜面には大きなケルンが10基ほど立っている。硫黄岳北面の爆裂火口の縁で休憩。岩礫の広い山頂には登山者が思い思いに休憩している。ここからの阿弥陀岳は赤岳に負けないほど堂々としている。2月に登った天狗岳が前方に見え、懐かしかった。

赤岩の頭から針葉樹の中を駆け下り、ジョウゴ沢を渉って赤岳鉱泉でビール休憩。美濃戸で食べたアイスクリームも旨かった。

車の持主が一番懸念していた悪路の下りは運転手を交代し、こんどは底を打たずに済む。予定より2時間ほども早く下山でき、渋滞にもつかまらず帰京した。

(菅澤 記)

 


山スキー同志会のホームページへ